ペコちゃん・ポコちゃん(不二家)
読み : ペコチャン・ポコチャン
ペコちゃん(女の子)は、洋菓子メーカーの不二家のマスコットキャラクター。ポコちゃん(男の子)は、ペコちゃんのボーイフレンド(という設定)。ペコちゃんとポコちゃんと仲良しのDog(ドッグ)という仔犬がいる。仲良しなのに名前がDogて…。
ペコちゃんの年齢は永遠の6歳、ポコちゃんの年齢は永遠の7歳。Dogの年齢は設定されていないもよう。ペコちゃんが登場したのは1950年(昭和25年)、ポコちゃんは1951年(昭和26年)、Dogは1995年(平成7年)なので比較的新しいキャラクター。
ペコちゃん・ポコちゃん(不二家)の由来
ペコちゃんの由来は、東北地方の方言で「牛」意味する「べこ」。「べこ」を西洋風にアレンジして「ペコ」になったのだそう。ペコちゃんは、牛乳を使ったソフトキャンディ「ミルキー」のみのキャラクターだったが、不二家のメインマスコットキャラに。
「ミルキー」=「ミルク」=「牛乳」=「牛」=「べこ」=「ペコ」というわけ。
ポコちゃんの由来は、「幼児」を意味する室町時代の古語「ぼこ」。「ぼこ」を西洋風にアレンジして「ポコ」に。とりあえず西洋風のアレンジをすると濁点(゛)が半濁点(゜)になるようだ。
Dog(ドッグ)の由来は…「犬」。犬だから、Dog。Dogだから犬。だから…そう、犬。
一応オスということだけ伝えておきたい。
ペコちゃんは、2代目社長の藤井 誠司(創業者・藤井 林右衛門の次男)が考案したキャラクターで、日劇で『真夏の夜の夢』というお芝居で観た張り子の動物たちをヒントにして作られた。1950年にペコちゃんが初登場したときは紙の張り子で作られていて、今とはデザインがだいぶ違っている。
左の人形が当時の張り子のぺこちゃんを再現したもの。誰…?
ミルキーはママの味の由来
不二家の代表的な商品「ミルキー」は、「ミルキーはママの味」というキャッチフレーズが使われている。「ミルキーはママの味」の由来は、北海道の厳選しぼりたてミルクから作られた濃厚なれん乳を使って作られていることから、お母さんの愛情や母乳のなつかしさをイメージしてつけられた。「ミルク」=「母乳」というイメージが由来。
参照:「ミルキー」の袋に「ミルキーはママの味」とありますが、どういう意味ですか?(不二家公式)
ちなみに、「ミルキー」には数袋に1個程度の割合で、通常の約1.7倍の重量の「ミルキー」が入っている。大きさが違うし包み紙の色も違うので、すぐわかる。
1951年発売当時の「ミルキー」のパッケージ。目、目が…
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