さんをつけろよデコ助野郎
読み : サンヲツケロヨデコスケヤロウ
「さんをつけろよデコ助野郎」は目上の人間に「さん」を付けず呼び捨てにした者に対する注意。
ネタとしての要素が強いが、知らない人はただ叱責されているように感じる。
「さんをつけろよデコ助野郎」の元ネタ
「さんをつけろよデコ助野郎」はアニメ映画『AKIRA』の主人公の金田正太郎が島鉄雄に対して発したセリフが元ネタ。アニメ映画『AKIRA』は週刊ヤングマガジンで連載された大友克洋の漫画が原作であるが、漫画版にこの台詞は登場しない。アニメ映画版のオリジナルの台詞である。
主人公の金田は不良グループのリーダーでその弟分だったのが鉄雄。幼少時からケンカが弱く金田に守られる立場であった鉄雄は金田に対して劣等感を抱いていた。鉄雄はおとなしい性格だったが超能力を手に入れたことで豹変し、金田よりも上の立場に立ったとして「金田ァ!!」と呼び捨てに。それに対して金田が言ったのが「さんをつけろよデコ助野郎」である。
さかなクン!ヽ(*´∀`)ノ←さんをつけろよデコ助野郎
NHK広報局のTwitter公式アカウントが「さかなクン!ヽ(*´∀`)ノ」とツイートしたところ「さんをつけろよデコ助野郎」と多数リプライ(返信)され、その20分後には「先ほどのツイートで、さかなクンさんを、さかなクンとお呼びしてしまいました。たいへんな失礼をいたしました~」という謝罪ツイートがされた。
さかなクンを「さかなクン」と呼び捨てにすると怒りの形相で「さんをつけろよデコ助野郎」で返されるらしいので、さかなクンさんと呼ばざるをえない。
さかなクン!ヽ(*´∀`)ノ
— NHK広報局(ユル~く会話しますよ)さん (@NHK_PR) 2010年12月15日
↓20分後
先ほどのツイートで、さかなクンさんを、さかなクンとお呼びしてしまいました。たいへんな失礼をいたしました。申しわけありません。お詫びして訂正いたします。何卒ご容赦ください。
— NHK広報局(ユル~く会話しますよ)さん (@NHK_PR) 2010年12月15日
ちなみに「さんをつけろよデコ助野郎」のリプライはネタであり、本気で叱責されたわけではない。にも関わらず真面目に謝罪をしたNHK広報局は逆に好感度が上がる結果となった。「NHK広報さんがかわいい」「かわいそうにからかわれて」「超謝罪→ネタだと気がつくw(イマココ)」など擁護するツイートも多かった。