selector infected WIXOSS
読み : セレクター・インフェクテッド・ウィクロス
『WIXOSS』はタカラトミーが発売しているカードゲームで、ホビージャパンが制作開発に参加。『WIXOSS』は「ウィクロス」と読む。
アニメ版は『selector infected WIXOSS』のタイトルで放送。
2014年10月より続編『selector spread WIXOSS』が放送開始。
ルールを簡単に説明すると、カードの裏面が白いルリグとアーツをルリグデッキに最大10枚で構築し、カードの裏面が黒いシグニとスペルで40枚のメインデッキで構築。ルリグやシグニで攻撃し、相手のライフクロスを7枚削れば勝利となる、というわけである。ルリグを成長させるグロウや、シグニの配置、アーツ・スペルをどう使用するかなど戦略を立てて戦う。
※「ルリグ(LRIG)」は「GIRL」を逆に綴った造語。
WIXOSSの由来・意味
『WIXOSS』は元々のワーキングタイトル(非公式のタイトル)「Wish Across」の略で、「願いの交錯(交錯する願い)」という意味を持たせて命名された。アニメ版ではバトルに勝ち続けるとあらゆる願いを叶えられる「夢限少女」になることができる。『WIXOSS』=「Wish Across」、つまり少女たちの”願いが交錯する”カードゲームという意味である。
『WIXOSS』は「ウィクロス」というイレギュラーな読み方をするが、そのままだと「ウィクソス」と読んでしまいそうになる。
※「Wish」=「希望、願い」、「Across」=「交差して」
続編の『selector spread WIXOSS』の「Spread」は「広げる、流布させる」という意味。
参考:WIXOSSコラム 第01回 WIXOSSルール発表!vol.1
selector infected WIXOSSの由来・意味
アニメ版に加えられたタイトル『selector infected』の「selector(セレクター)」は、夢限少女になるためのバトルに必要な特別なルリグカードを有するプレイヤーを意味する。「selector」は「選ぶ人」という意味なので、選ばれる側ではなく自分から選ぶ側の立ち場の人を指す。
「infected」は「侵食された、感染された」という意味。直訳すると「WIXOSSに侵食されたセレクター」という意味になる。
プロデュースを担当している川瀬浩平氏によると、「selector」には少女たちが”自分の生き方を選択する“という意味が込められており、「infected」はカードゲーム『WIXOSS』に「selector」というファンタジーの要素が浸食しているイメージで加えたそう。
続編の『selector spread WIXOSS』の「Spread」は「広げる、流布させる」という意味であるため、「infected」とつなげると・・・。
参考:コンセプトは「カイジ」のような極限ドラマ!オリジナルTVアニメ「selector infected WIXOSS」川瀬Pに直撃取材!
第1話「この奇跡は兢々」の冒頭、主人公の小湊るう子が電車で通学している時、一瞬だが「selector」という言葉が「select」「or」と分割して表示される場面がある。続けて「selector infected WIXOSS」のタイトルが表示されたが、「select,or」=「選ぶか、さもなくば・・・」という意味深な演出になっている。
アニメ版の『selector infected WIXOSS』はカードバトルよりも人間ドラマを重点に置いており、少女たちそれぞれの願い、希望、欲望によって生じる『カイジ』のようなドロドロしたドラマが描かれている。