ウニメ
読み : ウニメ
ウニメはアニメ版『シスター・プリンセス』の第1期を指す言葉。
『シスター・プリンセス』はゲーム・漫画雑誌『電撃G’s magazine』で掲載された誌上ゲームから始まり、ゲーム、アニメ、マンガ化された作品。アニメは第1期から第4期まで制作された。
ウニメの由来・意味
アニメ版『シスター・プリンセス』の第1期がウニメと呼ばれるようになったのは、第12話「バカンスはラブよ♥」に端を発する。メディアワークスの公式サイトに掲載された第12話の予告の中に「その時ウニの中から千影の声が…」という描写があり、「ウニの中から」という理解不能な描写に視聴者は混乱した。しかも、実際の放送も予告通りの内容であったため、視聴者はさらに混乱。このぶっ飛んだ内容から、ウニとアニメを足してウニメと呼ばれるようになった。
シスプリだけでなく、駄作アニメもウニメと揶揄されることがある。
アニメ版第1期は監督が途中で交代、放送直前にして『電撃Animation Magazine』が休刊するなど幸先の悪いスタートをきっており、第12話だけでなく全体的に支離滅裂な内容が多かった。
さすがに「ウニの中から」という描写はワケが分からないので、ウニは何かの比喩では?と思う方もいるかもしれないが、ウニはそのまんま海の幸のウニを指している。
「ウニの中から千影の声が」というシーンまでの流れを解説すると、主人公の海神航(みなかみわたる)は潜水艇で妹達と旅行に行く際、潜水艇が挫傷し無人島に流れ着き遭難してしまう。航が目を覚ました時、眞深(まみ)以外の妹達の姿は見当たらなかった。
航は挫傷した潜水艦へ向かって海の中を歩いて行こうとした時、航はウニを踏みトゲが右足に刺さった。さらに左足がつってしまい、カナヅチの航が溺れかけたその時、
「兄くん(あにくん)」と呼ぶ千影(ちかげ)の声がウニの中から聞こえた。
その声を聞いた航は「千景ちゃんはウニになったのか。僕はどんな魚になるのかな」と意味不明な回想をする。
目を覚ました航は妹達に囲まれており、みんなは無事だった、というお話。