撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ
読み : ウッテイイノハウタレルカクゴノアルヤツダケダ
「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」はアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主人公ルルーシュ・ランペルージ(ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア)が発したセリフ。第1話「魔神が生まれた日」にて、ギアスの力を得たルルーシュはブリタニア軍に銃を向けられた際、こう言い放った。
どうした?撃たないのか?相手は学生だぞ?それとも気づいたか?
撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだと
撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだの元ネタ
『コードギアス 反逆のルルーシュ』の第1話でルルーシュが発した「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」というセリフは、アメリカの小説家レイモンド・チャンドラーの小説『大いなる眠り』内で主人公フィリップ・マーロウが発したセリフが元ネタになっている。
『大いなる眠り』は私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とする長編小説シリーズの第1作目で、「撃っていいのは~」は本作中にマーロウが放ったセリフを日本語訳したものである。
『コードギアス』がオリジナルであると思われがちだが、元ネタはマーロウのセリフである。
「撃っていいのは~」の部分を含む原文は以下
I brought you back your artillery. I cleaned it and loaded it up.
Take my tip-don’t shoot it at people, unless you get to be a better shot. Remember?
直訳すると、「武器(銃)を返してやる。清掃して充填も済んでいる。だがいいか、決して人に向けて撃つな、撃たれてもいいというのでなければな。分かったか?」という内容である。
「don’t shoot it at people~」以下の部分が「撃っていいのは~」にあたり、本来ならば「撃たれていいのでなければ人に向かって撃つな」という意味であるが、「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」と意訳されている。この意訳の出典は不明だが、こちらの方が決めゼリフとしてはカッコイイ。
ちなみにこの原文をGoogle翻訳にかけると、
「私のあなたがより良いショットになる取得しない限り、人々にそれを撃つ先端無関心取る。覚えていますか?」という全く意味不明な翻訳になる。
アニメ『這いよれ!ニャル子さん』でクー子が発した「殴っていいのは殴られる覚悟のある奴だけ」というセリフの元ネタにもなっている。ただしこちらは『コードギアス』を元ネタにしている。