劇団四季
読み : ゲキダンシキ
劇団四季は日本最大の劇団。
CATSやライオンキングなど海外のミュージカル作品の他、オリジナルのミュージカルやストレートプレイなど数多くの作品を公演している。
劇団四季の由来
四季は演出家の浅利慶太らを中心に結成された劇団だが、当初浅利らは劇団名として『荒地』という名前を考えていた。
これはT・S・エリオットの詩集『荒地』からとったものだったが、当時全盛だった新劇を代表する俳優であった芥川比呂志に、「若い時は良いが、歳をとってから『荒地』では困るのではないか」と指摘された。
さらにフランスに『テアトル・デ・カトルセゾン』という劇団があると教えられた。
『デ・カトルセゾン』というのはフランス語で『八百屋』を意味するもので、「いろとりどりの芝居を1年に4本ぐらいはお客様にご覧いただく、そういう劇団になって欲しい」とアドバイスを受け「テアトル・デ・カトルセゾン」から『四季』という名前となった。
カトルは「quatre」で『4』セゾンは「saison」で『季節』を意味する。
劇団四季の専用劇場
劇団四季には東京、大阪、名古屋、札幌に専用劇場がある。
そのうち東京には『春』『夏』『秋』という劇場があるが『冬』はない。これは『冬』はイメージがよくないからということで、浅利慶太も冬劇場は作らないと話している。
『春』と『秋』のそばには劇団の稽古場があり、そこが『夏』と呼ばれていたが劇場『夏』ができてからは『冬』と呼ばれている。