FANG / FAANG
読み : ファング / ファング
FANG / FAANGとは – 意味
「FANG」とは、Facebook(フェイスブック社)、Amazon(アマゾン社)、Netflix(ネットフリックス社)、Google(グーグル社:現アルファベット社)の4つのIT企業の頭文字を組み合わせた言葉である。株式市場のハイテク銘柄における成長企業群を指す言葉。
「FAANG」は、この4社にApple(アップル社)を加えたもの。NVIDIA(エヌビディア社)を加えた「FANNG」という呼称もある。
「FANG」の読み方は「ファング」。「FAANG」も「FANNG」も読みは同じ。
※グーグル社は2015年にアルファベット社へと社名変更しているが、慣例としてGoogleの方の頭文字をとる。
「FANG」は、アメリカの投資家・株式評論家のジム・クレイマーが作った造語。2015年当時、米国株において成長が期待できる4銘柄を「FANG」と呼称し、米国市場でその呼び名が広まっていた。
「FANG」は上述したように、Facebook・Amazon・Netflix・Googleの4社の頭文字をとった言葉だが、英単語としては「牙」という意味もある。
FANGの派生語
【FAANG】
「FAANG」は2017年頃から投資家の間で使われ始めた呼称で、「FANG」にApple社を加えて呼ばれることが多くなった。
【FANNG】
「FANNG」はApple社の代わりにNVIDIA社を加えた呼称であるが、これはGPUを開発するNVIDIA社がAIチップ開発などで注目を集め、同社の株価が上昇したため。
【FAAMG】
「FAAMG」は、「FAANG」からNetflix社を外し、代わりにMicrosoft(マイクロソフト社)を加えた呼称。「FAAMG」とするか「FAANG」とするかは、投資家によって意見が分かれるところ。
【FAAA】
「FAAA」は、Facebook(フェイスブック社)、Alibaba(アリババ社)、Alphabet(アルファベット社)、Amazon(アマゾン社)の4社の頭文字で、「FANG」の名付け親であるジム・クレイマーが2016年に注目銘柄として挙げた。
アリババ社は中国のオンラインモバイルコマース企業で、アルファベット社は現在のGoogleの社名。
株式銘柄とは別に、「GAFA」という呼称もある。これはGoogle(グーグル社)、Apple(アップル社)、Facebook(フェイスブック社)、Amazon(アマゾン社)の頭文字を組み合わた言葉。
「GAFA」は、それぞれが個人データを収集可能な巨大なプラットフォームを持つ企業群を指す言葉で、こちらは株式市場とは無関係。
「GAFA」については、以下の記事で詳しく解説。