ありったけのイカ
読み : アリッタケノイカ
ありったけのイカとは
「ありったけのイカ」は歌手の長渕剛の話題で書き込まれる言葉。
長渕剛が歌ってそうな曲のタイトルとして用いられるが、実際にはこのような曲は存在していない。
ありったけのイカの元ネタ
「ありったけのイカ」という言葉が生まれたのは、2011年4月3日に放送されたTBS『クイズ☆タレント名鑑』内の「芸能人!検索ワード連想クイズ」というコーナー。このコーナーは有名人を検索した時に出てくる関連ワード5つを一つづつ見せていき、どの有名人の検索ワードなのかを当てるという早押しクイズ。
3人づつ4つのチームに分かれており、この日の解答者はロンドンブーツ亮とFUJIWARAのチーム、勝俣州和とカンニング竹山とフットボールアワー後藤のチーム、いとうあさこと柳原可奈子とクリス松村のチーム、そして有吉とおぎやはぎのチーム。
この回で出題されたクイズでは、まず最初に開かれた検索ワードが「豚」。当然この段階で答えを導き出すのは難しく、正解には至らない。2つ目のワード「カラス」でも正解は出ず。3つ目のワードである「蝉」が出たところで勝俣がボタンを推し、「長渕剛」で正解した。
「豚」「カラス」「蝉」というのはいずれも長渕剛がこれまでに発表した曲のタイトル。残り2つまだ開けられていないワードがあるが、長渕フリークとして知られる後藤が「何が入ってそう?」と司会の敦にふられて答えたのが「とんぼ」であった。
残りのワードが一つ、残りも生き物だということで、FUJIWARAの藤本が「国生さん」とボケる(国生さゆりはかつて長渕剛との不倫を公表)。他の芸人達も矢作が「スズメ」、原西が「猿」、勝俣が「野良犬」とタイトルに入ってそうな「生き物」を予想。
そこで矢作が言ったのが「くだらねぇアメンボ」。検索ワードに入ってそうな生き物ではなく「長渕が歌ってそうな曲のタイトル」を予想しだし、後藤も「ありそうやけど」とツッコミ。さらに続けて有吉が「ションベンくせぇ猫」と回答。そして最後に再度矢作が答えたのが「ありったけのイカ」である。
これにはスタジオ爆笑。長渕フリークの後藤は「ええかげんにしてくださいよ。ファン聞いたら怒りますよ!」「誰がiPodで『ありったけのイカ』聞くんや?」とツッコミを入れた。ちなみに最後に残った検索ワードは「でんでん虫」だった。
「くだらねぇアメンボ」「ションベンくせぇ猫」「ありったけのイカ」は、たしかにどれも長渕剛の曲名でありそうだが、当然実際には存在しない。実際の曲で「修飾語+生き物」というタイトルだと、「唄を忘れたカナリア」や「傷ついた鳥」、「金色のライオン」などがある。