Jリーグのクラブ名由来まとめ
読み : ジェイリーグノクラブメイユライマトメ
【目次】
アビスパ福岡の由来
アビスパ福岡は福岡県福岡市にホームを置くプロサッカークラブ。
「アビスパ」の由来は、スペイン語で『スズメバチ』を意味する『avispa』から。集団行動や俊敏性が特徴のハチのようなスタイルを目指すという意味だそう。
アルビレックス新潟の由来
アルビレックス新潟は新潟県新潟市にホームを置くプロサッカークラブ。
もともとは1955年に新潟イレブンサッカークラブとして創部され、1994年に「アルビレオ新潟FC」改称された。「アルビレオ」は2つの星が重なる二重星の名前で、白鳥のくちばしを意味している。
「アルビレックス」はその「アルビレオ」とラテン語で「王」を意味する『レックス』を組み合わせたもの。1997年にこの名前へと改称された。
ヴァンフォーレ甲府の由来
ヴァンフォーレ甲府は山梨県甲府市を中心にホームを置くプロサッカークラブ。
「ヴァンフォーレ」の由来は、フランス語で「風」を意味する『Vent』と「林」をいみする『Foret』を組み合わせた造語。「風林」ということになるが、これは甲府を本拠地としていた武田信玄の『風林火山』からきている。
1995年に甲府サッカークラブからヴァンフォーレ甲府に改称された。
ヴィッセル神戸の由来
ヴィッセル神戸派兵庫県神戸市にホームを置くプロサッカークラブ。
「ヴィッセル」の由来は、英語で『勝利』を意味する『victory』と、『船』を意味する『vessel』を組み合わせた造語。『勝利の船出』を意味しており、港町である神戸をイメージしている。
大分トリニータの由来
大分トリニータは大分県大分市にホームを置くプロサッカークラブ
「トリニータ」の由来は、英語で『三位一体』を意味する『trinity』と、大分を英語表記した『Oita』を合わせた造語。ローマ字での表記は「Trinita」となっており、イタリア語で「三位一体」を意味する『trinita』と同じ。県民、企業、行政の三位一体を表している。
大宮アルディージャの由来
大宮アルディージャは埼玉県さいたま市にホームを置くプロサッカーチーム。
「アルディージャ」の由来は、スペイン語でリスを意味する『Ardilla』から。リスは旧大宮市のマスコットであり、これは大宮市在住の絵本作家あすかけんの代表作『コリスのトト』からきている。
浦和レッドダイヤモンズの由来
浦和レッドダイヤモンズは埼玉県さいたま市にホームを置く、Jリーグのサッカーチーム。「浦和レッズ」と略して呼ばれることが多い。
「レッドダイヤモンズ」の由来は、スポンサーの三菱グルー。1996年に改名するまで「三菱自動車フットボールクラブ」という名称で、三菱自動車のイメージカラーである「赤」→「Red」、そして三菱グループのマークであるスリーダイヤから「Diamonds」となった。ダイヤモンドのような硬い団結を、という意味が込められている。
カマタマーレ讃岐の由来
カマタマーレ讃岐は香川県の高松市、丸亀市をホームとするサッカークラブ。
クラブの前身は1956年に結成された香川県立高松南高等学校OBによる高商OBサッカークラブで、そこから香川紫雲フットボールクラブ、サンライフフットボールクラブ、高松フットボールクラブと改称。くそして2006年より現在のカマタマーレ讃岐へと改称した。
この名称は公募によって決まったものであり、カマタマーレというのは香川の名物の一つである『釜玉うどん』とイタリア語で『海』を意味する『マーレ(Mare)』を組み合わせたもの。『讃岐』は香川県の旧国名であり「讃岐うどん」として馴染み深い。
「カマちゃん」「タマちゃん」という深読みしたくなる名前のマスコットは漫画家いしかわじゅんが自身のサイトで「うどん一年分でキャラクターを描く」と宣言して作り上げたもの。ちなみにいしかわじゅんは香川県出身でもなんでもなく(愛知県出身)「カマタマーレ讃岐」名称を気に入ったことで名乗りでた模様。
ガイナーレ鳥取の由来
ガイナーレ鳥取は鳥取県全体をにホームタウンとするプロサッカークラブ。
「ガイナーレ」の由来は、鳥取県西部から島根県東部にかけての方言で「大きい」をいみする「がいな」とイタリア語で『願う』を意味する『sperare』から。この名前はチームの愛称として公募で決められたもの
マスコットキャラクターの『強小戦士 ガイナマン』はアニメ制作会社GAINAXの赤井孝美氏がデザイン、名前は公募によって決められた。赤井孝美氏は鳥取県出身で、他にも鳥取のお祭りやイベントのデザインや企画をしている。
※赤井氏はゲームソフト『プリンセスメーカー』シリーズのキャラデザイン等を担当。
鹿島アントラーズの由来
鹿島アントラーズは茨城県鹿島市を中心にホームを置くプロサッカーチーム。サッカーの神様と呼ばれ、日本代表の監督も務めたジーコがかつて所属していた。
アントラーズの由来となっているのは、鹿島市にある鹿島神宮の日本鹿。アントラーは英語で「antler」であり鹿の枝角を意味する。枝角は茨城県の茨をイメージしているそう。
※鹿島神宮には鹿園があり、神の使いとされる日本鹿が30頭飼われている。
ちなみに鹿島アントラーズのマスコットの名前は「しかお」。なんともストレートなネーミングである。
柏レイソルの由来
柏レイソルは千葉県柏市にホームを置く、プロサッカークラブ。
「レイソル」の由来は、スペイン語で「王」を表す『Ray』と「太陽」を表す『Sol』を組み合わせた造語で、「太陽王」という意味。
川崎フロンターレの由来
川崎フロンターレは神奈川県川崎市にホームを置くプロサッカークラブ。
「フロンターレ」の由来となっているのは、イタリア語で「前面の」等を意味する『Frontale』であり、最前線で挑戦を続けるフロンティアスピリッツと、正面から正々堂々と戦う姿勢を表している。
前進は富士通サッカー部であり、富士通のアメフトチームは「富士通フロンティアーズ」という名前である。
ガンバ大阪の由来
ガンバ大阪は大阪府にホームを置くプロサッカークラブ。
※ホームは吹田市、茨木市、高槻市、豊中市、池田市、摂津市、箕面市
「ガンバ」の由来は、イタリア語で『脚』を意味する『gamba』から、サッカーと言えば脚のスポーツであること、そしてもちろん「頑張る」という日本語ともかかっている。
京都サンガの由来
京都サンガFCは京都府にホームを置くプロサッカークラブ。
※ホームは京都市、宇治市、城陽市、向日市、長岡京市、京田辺市、木津川市、亀岡市
「サンガ」の由来は、サンスクリット語で『仲間』を意味する『samgha』と「山河」という京都のイメージから。
1993年に一般公募で決められた名前だが、当初は「京都パープルサンガ」であった。2007年に京都サンガF.C.に改称している。
コンサドーレ札幌の由来
コンサドーレ札幌は北海道札幌に本拠地を置くプロサッカーチーム。
「コンサドーレ」の由来は、北海道生まれの人の事を表す『道産子(どさんこ)』を逆から読んで「コンサド」、そしてスペイン語で「いいぞ!」等感嘆を表す言葉である『ole(オーレ)』、この2つをつなげて「コンサドーレ」となった。
サガン鳥栖の由来
サガン鳥栖は佐賀県鳥栖市にホームを置くプロサッカークラブ
「サガン」の由来は、「砂岩」と「佐賀」をかけたものである。
砂岩というのは小さい砂粒が集まったもので、力を結集するという意味がある。また、イタリアの強豪クラブ「ユヴェントス」の響きにも似せている。
サンフレッチェ広島の由来
サンフレッチェ広島は広島県広島市にホームを置くプロサッカークラブ。
「サンフレッチェ」の由来は、「サン」が日本語の「三」、「フレッチェ」はイタリア語で『矢』を意味する『frecce』。安芸(現在の広島県西部)の戦国大名だった毛利元就の『三本の矢』が由来となっている。
ザスパクサツ群馬の由来
ザスパクサツ群馬は群馬県草津町、前橋市を中心にホームを置くプロサッカーチーム。1995年に編成されたリエゾン草津フットボールクラブを前身とし、2005年にJリーグに加盟。2013年にザスパ草津からザスパクサツ群馬に改称。
「ザスパ」は英語で『The spa』であり、温泉を意味している。草津というと草津温泉が有名だが、チームが存続の危機だった時代に選手が草津の温泉施設でアルバイトをしながら練習を続けチームを維持したという話もある。
運営会社は「株式会社草津温泉フットボールクラブ」。
清水エスパルスの由来
清水エスパルスは静岡県静岡市にホームを置くプロサッカークラブ。
「エスパルス」は、英語で書くと「S-PULSE」となり、「S」は静岡、清水、サッカーの頭文字に由来する。「PULSE」は英語で『躍動』を意味する。
湘南ベルマーレの由来
湘南ベルマーレは神奈川県にホームを置くプロサッカークラブ。
「ベルマーレ」の由来は、ラテン語で「美しい」を意味する『Bellus』と「海」を意味する『Mare』を組み合わせたもの
藤和不動産サッカー部として創立され、1975年にフジタ工業サッカー部に改称、
1993年に湘南ベルマーレとしてJリーグ準会員申請を行った。しかし当時はホームタウンは1つの市区町村に限られていたため、本拠地の平塚市から「ベルマーレ平塚」へ改称。その後2000年にホームタウンを拡大し「湘南ベルマーレ」へと改称された。
清水エスパルスの由来
清水エスパルスは静岡県静岡市にホームを置くプロサッカークラブ。
「エスパルス」は、英語で書くと「S-PULSE」となり、「S」は静岡、清水、サッカーの頭文字に由来する。「PULSE」は英語で『躍動』を意味する。
ジェフユナイテッドの由来
ジェフユナイテッド市原・千葉は千葉県市原市・千葉市にホームを置くサッカークラブ。
「ジェフユナイテッド」の由来は、クラブの出資会社であるJR東日本(JR East)と古川電気工業(Furukawa)で、頭文字を取って「JEF(ジェフ)」となった。ユナイテッドは英語の『United』でクラブとホームタウンの結束を表すとのこと。1991年公募によって命名された。
ジュビロ磐田の由来
ジュビロ磐田は静岡県磐田市にホームを置くプロサッカークラブ。
「ジュビロ」の由来は、ポルトガル語で『歓喜』を意味する「Jubilo』から。
湘南ベルマーレの由来
湘南ベルマーレは神奈川県にホームを置くプロサッカークラブ。
「ベルマーレ」の由来は、ラテン語で「美しい」を意味する『Bellus』と「海」を意味する『Mare』を組み合わせたもの
藤和不動産サッカー部として創立され、1975年にフジタ工業サッカー部に改称、
1993年に湘南ベルマーレとしてJリーグ準会員申請を行った。しかし当時はホームタウンは1つの市区町村に限られていたため、本拠地の平塚市から「ベルマーレ平塚」へ改称。その後2000年にホームタウンを拡大し「湘南ベルマーレ」へと改称された。
名古屋グランパスエイトの由来
名古屋グランパスエイトは愛知県にホーム(名古屋市、豊田市、みよし市)を置くプロサッカークラブ。
「グランパスエイト」の由来は、英語で鯱を表す「grampus」と数字の8の「eight」を組み合わせたもの。
鯱は名古屋城の金鯱からで、数字の8というのはメインスポンサーである「トヨタ」の画数が8であることから。
セレッソ大阪の由来
セレッソ大阪は大阪府大阪市にホームを置くプロサッカークラブ。
「セレッソ」の由来は、スペイン語で『桜』を意味する『cerezo』
ホームタウンである大阪市の市花が桜であることと、桜は日本を代表する花であることから日本を代表するチームになるようにという願いが込められている。
東京ヴェルディの由来
東京ヴェルディは東京都にホームを置くプロサッカークラブ。
「ヴェルディ」の由来は、ポルトガル語で「緑」を意味する『verde(ヴェルデ)』から。
読売サッカークラブ→ヴェルディ川崎→東京ベルディ1969→東京ベルディと改名されてきた。
ファジアーノ岡山の由来
ファジアーノ岡山は岡山県全体をホームタウンとするプロサッカークラブ。
「ファジアーノ」の由来は、イタリア語で『雉(キジ)』を意味する『fagiano』から。雉は岡山県の県鳥であり、岡山県と言えば桃太郎、桃太郎には雉が出てくることは言うまでもない。
非公認マスコットの「ファジ丸」はなかなかイケメン。
ベガルタ仙台の由来
ベガルタ仙台は宮城県仙台市に本拠地を置くプロサッカーチーム。
「ベガルタ」の由来は、仙台七夕から。七夕の「織姫」とされる星の名前『ベガ(Vega)』と、彦星とされる星の名前『アルタイル(Altair)』を組み合わせた造語である。
水戸ホーリーホックの由来
水戸ホーリーホックは茨城県水戸市にホームをおくプロサッカーチーム。
1994年に「FC水戸」として創設され、2000年にJリーグに加盟した。
マスコットキャラクターは公募によってデザインと名前が決められた「ホーリーくん」背番号310は「みと」から。
「ホーリーホック」の由来は、水戸藩の家紋から。英語の『Hollyhock』は「葵」を意味し、水戸藩の家紋である葵から取られている。
ただし、ホーリーホックの葵はタチアオイを意味し、水戸藩の家紋である葵はフタバアオイである。
モンテディオの由来
モンテディオ山形は山形県をホームとするプロサッカーチーム。
モンテディオの由来は、イタリア語で「山」を意味する『モンテ(Monte)』と「神」を意味する『ディオ(Dio)』を組み合わせた造語。「神の山」を意味しているそう。
「F・マリノス」の由来
横浜F・マリノスは神奈川県横浜市および横須賀市にホームを置くプロサッカークラブ。
「F・マリノス」の由来は、「F」は消滅した横浜フリューゲルスを吸収合併したことによるもので、「マリノス」はスペイン語で「船乗り」を意味する『Marinos』
ロアッソ熊本の由来
ロアッソ熊本は熊本県熊本市にホーム(本拠地)を置くプロサッカークラブ。
ホームスタジアムはうまかな・よかなスタジアム。
1969年創部の日本電信電話公社熊本サッカー部が母体となり、2002年にチーム名をアルエット熊本に変更。2005年にアルエット熊本を母体としてロッソ熊本(ロアッソではなくロッソ)が誕生した。ロッソでは商標を取れなかったため、2008年にロアッソ熊本に改称された。
ロアッソ熊本のチーム名は元々ロッソ熊本であったが、商標の問題からロアッソに改名されたため、由来は前チーム名の「ロッソ」にある。ロアッソは「ロッソ」と「アッソ」を組み合わせた造語で、「ロッソ(Rosso)」はイタリア語で「赤」を意味し、熊本の象徴「阿蘇山」を表し「火の国熊本」「熊本の燃える情熱」をイメージするロッソ(赤)が採用された。「アッソ」はイタリア語で「エース、唯一の」を意味し、「Jリーグでもエースとなりうるナンバー1のチームを目指す」という決意を込めている。
愛着のあるロッソというチーム名を残すために類似語を検討したが、前後にロッソを含む言葉では商標がとれなかった。最終的にロッソとアッソを組み合わせたロアッソなら商標がとれるということでロアッソに改名されることとなった。
ロアッソ熊本のロゴには馬が描かれている。馬は熊本の伝統や自然を象徴している。後ろには赤い盾が描かれており、フェラーリのエンブレムに似ているがフェラーリ社には了承を得ている。
マスコットキャラクター「ロアッソくん」も馬がモチーフ。