Bono(U2)
読み : ボノ
Bono(ボノ)はアイルランドのロックバンド・U2のヴォーカル。
本名:Paul David Hewson(ポール・デイヴィッド・ヒューソン)
【目次】
Bonoの由来
Bonoという愛称は「BONOVOX(ボナヴォックス)」という補聴器店の名前が由来となっており、「Bona Vox」はラテン語で「いい声」という意味がある。Bonoは声が大きかったため、まるで補聴器をつけているようによく声が聞こえたのでこの名がついた。
慈善活動家としてのボノ
U2のヴォーカルとしてだけでなく、慈善活動家としても知られているボノ。ノーベル平和賞の候補に3度選出されており、アフリカ貧困国の対外債務帳消しを唱える「ジュビリー2000」への参加、アフリカの債務救済・エイズ問題に取り組む「DATA:Debt(債務)、AIDS(エイズ)、Trade(貿易)、Africa(アフリカ)」の共同設立など、アフリカ救済のための活動を行なっており、適切な労働環境下で働いてもらうためのファッションブランド・EDUN(イードゥン)も立ち上げている(次項で解説)
アリソンに捧げた『Sweetest Thing』
『BEST OF U2 1980-1990』に収録されている『Sweetest Thing』は、妻・アリソン・ヒューソン(愛称:アリ)のために書いた曲。ボノとアリソンはマウントテンプル高校の同級生で1975年から交際を開始し、1982年に結婚。
PVにはアリソン本人が出演している。
ボノとともにアリソンは慈善活動に取り組み、エチオピア飢餓救援コンサート「ライブエイド」に参加した際には夫婦で同国の孤児院で6週間のボランティアをしている。ボノは「義援金ではなく仕事が欲しい」という発展途上国の声を聞き、アリソンとデザイナーのグレゴリー・ローガンとともにファッションブランド・EDUN(イードゥン)を2005年に設立。
コットン生産には農薬による汚染、染色時の化学物質汚染、それに途上途上国の過酷な労働が伴う現状を変えるために立ち上げた。素材(オーガニックコットンを使用)は全て発展途上国で生産され、適切な賃金で働いてもらえる環境を作り、発展途上国における環境問題・労働問題の改善を目的としている。
父へ捧げた曲
『How to Dismantle an Atomic Bomb』に収録されている『Sometimes You Can’t Make It On Your Own』『One Step Closer』、この2曲は2001年に亡くなった父・ブレンダン・ロバート・ヒューソンに捧げられた曲。
わだかまりのあった父に捧げるため、ボノは静かに、そして力強く歌っている。