ゴトン病
読み : ゴトンビョウ
ゴトン病とは・意味
「ゴトン病」はクレーンゲームなどの景品が手に入るプライズゲームにおいて景品の獲得ではなく、景品を獲得するまでのゲームとしてのプロセスが目的となっている状態を指す。一種の中毒状態。
プライズゲームというのは本来、フィギュアやぬいぐるみ、お菓子などといった景品を獲得することが目的となっているのは言うまでもないのだが、人によってはゲームとして景品をシューター(景品が出てくる所)へと導くことに対して快感を感じる場合がある。つまり、景品の獲得は二の次であり、ゲームが成功することを目的としてプレイしており、景品は特に欲しいわけでもないという状態である。
景品がシューターへ落ちてくる瞬間の「ゴトン」という音が快感へのトリガーとなっており、欲しい景品があるわけでもないのにプライズゲームをプレイしてしまう衝動を抑えられないのが「ゴトン病」というわけだ。
ゴトン病患者の多くは景品自体に興味がないため、獲得した景品は家族や友人にあげたり、ネットオークションで売却したり、重度のゴトン病患者になるとシューターに落ちた景品は放置して持って帰ることすらしない者もいるとか。次の客からすればお金を入れずに手に入るのでラッキーかもしれないが、店からすれば次の客がお金を出さずに景品だけ持って帰ってしまうため、一種の迷惑行為だとも言える。