膝に矢を受けてしまってな…
読み : ヒザニヤヲウケテシマッテナ
「膝に矢を受けてしまってな…」は言い訳をする時に使うフレーズ。
「昔は◯◯だったが、膝に矢を受けてしまってな…」や「◯◯しようとしたが、膝に矢を受けてしまってな…」といったコピペとして使われる。
使用例:
「昔は働いていたんだが、膝に矢を受けてしまってな…」
「昔はモテてていたんだが、膝に矢を受けてしまってな…」
「ダイエットしようと思ったが、膝に矢を受けてしまってな…」
「膝に矢を受けてしまってな…」の元ネタ・意味
「膝に矢を受けてしまってな…」は海外のPC用アクションRPG『The Elder Scrolls V:Skyrim(ジ・エルダー・スクロールズ・ファイブ:スカイリム)』に登場するGuard(衛兵)のセリフが元ネタになっている。
衛兵が口にするセリフ「昔はお前のような冒険者だったが、膝に矢を受けてしまってな…」が元ネタになっており、主人公が行く先々で各地の衛兵が同じセリフを口にするため海外でネタにされるようになった。
『スカイリム』は『The Elder Scrolls』シリーズの5作目にあたる作品。前作『『The Elder Scrolls IV Oblivion(オブリビオン)』から約200年後の世界が舞台。
「膝に矢を受けてしまってな…」だけでは何のこっちゃ分からないが、「昔はお前のような冒険者だったが」というセリフから、自分もかつては冒険者だったが膝に矢を受けてケガしてしまい、冒険できなくなってしまったという意味であることが分かる。
各地の人物の異なる衛兵が「昔はお前のような冒険者だったが、膝に矢を受けてしまってな…」と全く同じセリフを口にする。つうか、どんだけ膝に矢を受けた奴が多いんだ。膝を狙うのは相当難しいぞ。
海外のゲームであるため原文は「I used to be an adventurer like you, then I took an arrow in the knee」であるが、これを日本語訳した「昔はお前のような冒険者だったが、膝に矢を受けてしまってな…」が日本でも使われるようになった。「◯◯だったが、膝に矢を受けてしまってな…」のテンプレで改変され、ネタとして使われている。
改変例:
「昔はお前らのように働いていたのだが、膝に矢を受けてしまってな…」
「俺も昔は矢だったんだが、冒険者の膝に刺さってしまってな…」
「昔は自宅警備員だったが、膝に矢を受けてしまってな…」
「就職しようとしたんが、膝に矢を受けてしまってな…」
「働きたいのはやまやまなんだが、膝に矢を受けてしまってな…」
「昔はお前みたいなイケメンだったが、膝に矢を受けてしまってな…」
「膝に矢を受ける」=「結婚」?
北欧のスラングで「arrow in the knee」には「結婚した」という意味があるらしく、この衛兵のセリフも膝を壊して冒険できなくなったのではなく、結婚したので冒険を辞めたのでは、という説も囁かれている。
そのため「膝に矢を受ける」=「結婚」ということで「膝に矢を受けたい」「◯◯に矢で膝を射抜いて欲しい」「俺も膝に矢を受けたかったんだが、冒険者になってしまってな…」など「結婚したい」というような意味で用いる人も多いようだ。膝に矢を受けることができるのはリア充のみ!!
しかしこの「arrow in the knee」=「結婚した」についてTwitterなどで話題になったものの、ハッキリとそういった情報が無く、都市伝説ではないかとも言われている。どうやらリア充じゃなくても膝に矢は刺さる。気をつけよう。