ロックマン
読み : ロックマン
ロックマンはカプコンが発売しているアクションゲームのシリーズ。海外では「Mega Man(メガマン)」として発売(由来は後述)
ロックマンを主人公としたゲームで、1987年12月17日にファミコン用ソフトとして発売して以来、スーファミ、ゲームボーイ、プレステ、Wiiなど様々なハードでソフト化されている。ゲームボーイ版は「ロックマンワールド」として発売されていた。
「ロックマン2 Dr.ワイリーの謎」から「ロックマン8 メタルヒーローズ」まで8体のボスキャラを一般公募する「ボスキャラ募集」が行われていた。ゲームに採用されると「ワイリー賞」、佳作には「ライト賞」が贈られた。
【目次】
ロックマンの由来・意味
「ロック」は「ロックンロール(Rock ‘n’ roll)」または「ロックオン(Lock-on)」が由来。「岩(rock)」という意味は含まれていない。「Rock ‘n’ roll」=「Rock and Roll」、つまり「ロックマンとロール」。ロックマンは音楽用語から名付けられたにキャラクターが多い。
ロックマンの妹・ロールも「ロックンロール」から名付けられた。
ブルース(Blues) → ロックマンの兄、ブルースの口笛は哀愁漂うブルース調
フォルテ(Forte) → ロックマンのライバル、強調を意味する「forte」が由来
デューオ(Duo) → 地球外ロボット、「Duo」は二重奏を意味する
ビート(Beat) → コサック博士が開発した鳥型のサポートロボット
タンゴ(Tango) → 猫型のサポートロボット、「Tango」は4分の2拍子のダンス音楽
ゴスペル(Gospel) → フォルテ用の狼型サポートロボット
レゲー(Reggae) → DR.ワイリーが開発した烏型サポートロボット
Dr.コサック(Cossack) → 娘のカリンカをDr.ワイリーにとらえらた科学者、コサックダンスが由来
カリンカ(Kalinka) → ロシアの愛唱歌「カリンカ」が由来
※ちなみにDr.ワイリーは「Wily(狡猾な)」という意味
Mega Man(メガマン)の由来
ロックマンは海外ではどうして「メガマン」と改名されているのか?
それはローカライズ(多言語対応)を検討していた当時のカプコン副社長Joseph Morici氏が「Rockman」という名称を気に入っておらず、代わりに「Mega Man」という名称を提案したことが由来となっている。「Rockman」では西洋のユーザー受けが良くないと考えたそう。
Joseph Morici氏:
あのタイトルは酷すぎました。そこでMega Manという名前を思いついたんです。
するとそのアイデアは気に入られて北米版で使われることになりました。
ゲーム内容は日本版と全く同じでしたけどね。
ロックマンという名称が酷いと感じるのは日本と海外の感覚の違いなのか、それともこの人のセンスによるものなのか…。
「Mega Man1」のパッケージ
Euroバージョン(ワイリー哀愁漂いすぎ・・・)
「Mega Man2」のパッケージ
Euroバージョン(いや、ただのおっさんのコスプレ・・・敵も全然違う・・・)
「Mega Man3」のパッケージ
Euroバージョン(リアルワイリー・・・)
音楽用語由来のキャラが多いためか、ロックマンのゲームBGMはやたらカッコイイ。
STREET FIGHTER X MEGA MAN
2012年にはロックマンの25周年にあたり、海外のファンとカプコンのコラボで制作された「STREET FIGHTER X MEGA MAN(ストリートファイター X ロックマン)」を無料配信。PCでプレイでき、新しいステージが用意されておりボスにはストツーのRYUなどが登場する。
→STREET FIGHTER X MEGA MAN(カプコン公式サイト)
2018/10/5追記
ロックマンがハリウッド映画化
2018年10月4日、カプコンからロックマンのハリウッド映画化が発表された。
配給会社は20世紀フォックス社、制作は『猿の惑星』シリーズや『オブリビオン』などの映画作品を手掛けた米チャーニン・エンターテイメント社。
監督と脚本はアリエル・シュルマン氏とヘンリー・ジュースト氏、プロデューサーは海外ドラマ『HEROES』などに出演するマシ・オカ氏。
ハリウッド映画化ということで、海外でのロックマンの名称『MEGA MAN(仮称)』で制作されるとのこと。
北米では2018年8月からアニメ『Mega Man: Fully Charged (メガマン:フリィチャージド)』の放送が開始されるなど、ロックマン(メガマン)は海外でもコンテンツを広く展開している。
『Mega Man: Fully Charged』