やっぱり神様なんていなかったね

読み : ヤッパリカミサマナンテイナカッタネ

「やっぱり神様なんていなかったね」は、神様なんていない無慈悲な現実に直面した時に使われるフレーズ、あるいは画像。

少女がガラスごしにこのフレーズが書かれたスケッチブックを手にしており、辺りは炎に包まれているという画像。

やっぱり神様なんていなかったね

どうしようもなく悲しい出来事などがあった際に使われたり、画像の構図や状況が特徴的なため、同じ様な構図になる画像にこのフレーズが添えられることも多い。

「やっぱり神様なんていなかったね」の元ネタ

このフレーズと画像の元ネタとなっているのは、2004年に発売されたPC用アダルトゲーム『いつか降る雪』。

このゲームは臨床看護師をしていた主人公が、田舎のとあるリハビリ施設で不治の病の5人の少女に出会うというもの。

画像の少女の名前は「羽村まこと」で、交通事故で両足を怪我し施設でリハビリをしている。

まことのバッドエンドルートでは、施設の博士と主人公が対立し、まことが人質として監禁される。そして最終的に博士が施設に火を付け、まことは炎に包まれた施設に閉じ込められてしまう。

主人公はなんとかまことを助け出そうとするが、施設の扉は固く閉ざされており、最後まで開くことはなかった。

まことは死を悟り、最後に主人公に言葉を残そうとするが防音の扉で声が届かなかったため、スケッチブックに「やっぱり神様なんていなかったね」と書き残し、炎に飲まれるのであった。

笑顔で「神様なんていなかった」と書き残し、炎に包まれる少女の姿はあまりにショッキングで、数あるゲームのバッドエンドの中でも屈指のトラウマシーンとして知られている。

状況がわかりづらい画像から生まれる誤解

つまりこの画像は、扉の向こう側が燃える施設の内部、こちら側から主人公がガラスを殴り、その血が少女の顔あたりにべったりと付着しているという状況。

しかし、ゲームを知らず画像だけを見た人からすると「どちら側が燃えているのか」「血はどちら側についているのか」が非常にわかり辛い。

そのため、「少女が脱出しようとガラスを殴った」や「主人公が閉じ込められて、脱出しようとガラスを殴っているが叶わず、向こう側の少女がスケッチブックで煽っている」などと誤解されることも少なくない。

Twitterでの使用例

ガチャで爆死したり、抽選で外れた際の使用が多く見られる。

構図や状況が似ている時の使用例

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