ブルーライト
読み : ブルーライト
ブルーライトとは、380~780nm(ナノメータトル=10億分の1m)の可視光線(目で見える波長)のうち、波長が380~495nm(ナノメートル)の青色光を指す。波長が短くなると紫外線、波長が長くなると赤外線に近づき、380~495nmの短い波長を持つブルーライトは紫外線に近い強いエネルギーを持っている。ブルーライトは角膜や水晶体で吸収されず、網膜まで届くほど強いエネルギーを持っているため、目に大きな負担がかかる。
ブルーライトによる人体への影響
パソコン、スマートフォン、ポータブルゲーム機などの液晶画面のバックライトに使用されているLED(発光ダイオード)ディスプレイやLED照明にはブルーライトが多く含まれており、LEDディスプレイを長時間見続けるとブルーライトの影響が強くなる。ブルーライトは疲れ目、かすみ目、ドライアイ、網膜へのダメージなど目への影響だけでなく、眠気を誘う物質であるメラトニンを抑制してしまうため、体内時計(サーカディアンリズム)を狂わせてしまうといった影響が出る。体内時計が狂うと睡眠障害、鬱病、肥満、ガンにかかりやすくなるため、目以外の体全身への影響が懸念されている。
ブルーライト対策
パソコンやスマートフォンは生活になくてはならない存在であるため、ブルーライトを完全に回避することは困難であるが、ブルーライトを50%をカットする効果があるブルーライトメガネ / PCメガネを着用する、就寝前の2〜3時間はパソコンやスマートフォンを使用しないなど、なるべくブルーライトに触れないようにすることが現在のところ有効な対策である。