リターゲティング広告
読み : リターゲティングコウコク
リターゲティング広告とは、広告主のサイトに訪問したユーザーが離脱した後、その後の行動を追跡して別のサイトで広告を出し、再訪問や購入を促す広告を意味する。
タグとCookieでユーザーの行動を追跡し、ユーザーを追いかけて広告を出すことで再訪問を促す。
離脱してしまったとはいえ、一度はユーザーが関心や興味を持ったため、リターゲティング広告で追跡して別のサイトで広告を表示することでユーザーが再訪問してくれる可能性が高くなる。
リターゲティング広告は再訪問だけでなく、ブランド認知度を高める効果もある。
繰り返し広告を表示させることで記憶に残る可能性が高くなる。
「Google AdWords」では「リマーケティング」、「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」では「サイトリターゲティング」という機能名で提供されている。
リターゲティング広告は「Google AdWords」や「YDN」など、そのインターネット広告サービスの機能を利用し、別のサイトで自社の広告を表示させる仕組みになっている。
リターゲティング広告と行動ターゲティング広告の違い
リターゲティング広告とよく似た名称の行動ターゲティング広告というものがあるが、これらは異なる広告である。
行動ターゲティング広告はcookieを離床してユーザーの行動履歴(検索キーワード、閲覧サイト、クリックした広告など)を蓄積し、そのユーザーが関心を持つ可能性が高い広告を推測して表示させる広告を意味する。
Amazonや楽天などのECサイトでも利用されていて、一度ECサイトで閲覧した商品が別の広告に表示される仕組みは行動ターゲティングによるものである。
リターゲティング広告も行動ターゲティング広告も行動履歴を元にユーザーの関心が高い広告を表示させるという点では共通しているが、リターゲティング広告は自社のサイトを離脱したユーザーを追跡して再度自社の広告を表示させる広告で、行動ターゲティング広告は関心事の高い商品やサービスを推測して広告を表示させる広告という違いがある。
「Google AdWords」ではリターゲティング広告を「リマーケティング」、行動ターゲティング広告を「パーソナライズ広告(旧インタレスト ベース広告)」と別の機能として提供していることからも、両者は異なる機能であることが分かる。