ダイバーシティ

読み :  ダイバーシティ / Diversity

ダイバーシティとは、「多様性」を意味する。スペルは「Diversity」で、「Divercity」ではない。
ダイバーシティ=多様性とは、「性質の異なるものが存在すること」を意味し、性別、年齢、国籍、居住地域、職業、家族構成、価値観、ライフスタイル、社会、環境など、さまざまな観点を含む。

ダイバーシティは、「Diversity & Inclusion(ダイバーシティ・アンド・インクルージョン)」=「多様性の受容」を省略したもので、物事を多角的に見るだけでなく、インクルージョン=受容することがダイバーシティの本質となる。人間はそれぞれ人種、性別、年齢、障害の有無などの外見的な違い、価値観、ライフスタイル、文化、宗教、趣味嗜好など内面的な違いがあるが、ダイバーシティは個性を受容する考え方である。

ビジネスにおけるダイバシティー=多様性とは、性別、人種、考え方の違いにとらわれず、多様な人材を雇用することで生産性を向上することを目的とする。従業員の多様性を活用することで競争優位性や組織力強化に活かすことを「ダイバーシティ・マネジメント」と呼ぶ。ダイバーシティによって多様な人材を雇用することは、アイデアの創出、顧客のさまざまなニーズに応えられるというメリットがある。

ビジネスにおけるダイバーシティは人材雇用だけでなく、フレックスタイム制の導入や在宅ワークといった働き方の多様性、および正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト、パートタイムなど雇用形態の多様性も含まれる。また、少子高齢化社会においては、育児休暇、介護休暇の導入など、福利厚生のダイバーシティーも求められる。




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