シェアリングエコノミー

読み :  シェアリングエコノミー

シェアリングエコノミーとは、個人が所有しているモノや場所、時間などをシェア(共有)する経済的な仕組みを意味する。日本語では「共有型経済」と呼ばれる。使われていない遊休地、休日しか使用していない自家用車など、世の中にある余っているモノや使われていないモノを、必要とする人に提供することにより、提供者側は対価を得る、この取引の場所を提供するのがシェアリングサービスであり、その仕組みを指すシェアリングエコノミーは新しいビジネスの形態として注目を集めている。

自宅を宿泊施設として貸し出すシェアリングサービス「Airbnb(エアービーアンドビー)」、自家用車をタクシー代わりに利用できる「Uber(ウーバー)」などがシェアリングエコノミーの代表例。シェアリングサービスは通常のレンタルサービスなどと比べて安価で利用できたり、個人のニーズにマッチしたサービスを利用できること、またモバイルデバイスの普及によってスマートフォンなどから手軽に利用申し込みや予約ができるようになったため、シェアリングサービスの市場は拡大傾向にある。

「Airbnb」や「Uber」といったシェアリングエコノミーを行うサービスは個人間で取引を行うため、安全性が懸念される。サービス運営側でも安全性を高める工夫はしているものの、シェアリングエコノミーは個人間の取引を行うため、利用する際は提供者のプロフィールや評価などを確認し、評判の高い提供者を選ぶなど、利用者側でも安全を確認する必要がある。

中には評判の悪い利用者もいるため、提供者側が被害を受けないように、提供者の評価だけでなく、利用者側を評価する仕組みも必要となる。




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