コミュ力
読み : コミュリョク
コミュ力とは、「コミュニケーション能力」を略した言葉である。
コミュニケーション能力は、他者との会話や意思疎通をどのくらいスムーズにできるかを示す言葉。
会話のキャッチボールができるかどうか、空気を読んでその場に適した会話ができるかどうかなどがコミュ力の目安で、一方的にベラベラと話す=コミュ力があるというわけではない。
コミュ力は就活用語としてよく使われている言葉で、会社という大勢の人と関わる組織の中ではコミュ力が求められる。
インターネットの発達によって他者と直接コミュニケーションをとる機会が減ったこともあり、若い世代のコミュ力の低下が懸念されている。
ネット上ではコミュニケーションが苦手な人をコミュ障(コミュニケーション障害)と呼ぶことがある。
これはネットスラングであるため、実際に障害があるわけではなく、人見知りや口下手であるがために他者とのコミュニケーションを苦手としている人を指して使われる。
コミュ障と仕事の関係についてはコミュ障の方が書かれた記事が参考になるので、こちらをお読みいただきたい。
コミュ障で人見知りがフリーランスになったらどうなったか、私の経験談をお話ししよう/フリーランスの生存戦略
コミュ力(コミュニケーション能力)を鍛える方法
1:相手の話をよく聞く
コミュニケーションは相手との会話のキャッチボールで成立するため、一方的に話すだけではコミュニケーションにはならない。
相手の話をよく聞くことはコミュ力の基本で、自分の話を聞いてくれる人には自然と好感を抱きやすくなる。
コミュニケーションが苦手という方は、話すことよりもまず聞くことを意識してみよう。
2:オウム返しをする
相手の話のリアクションに何を言ったらいいかわからないときは、おうむ返しが有効。
リアクションに相手の言葉を盛り込むことにより、相手はちゃんと話を聞いてくれていると感じてくれる。
そっくりそのままオウム返しするだけでは会話が盛り上がらないので、自分の感想も織り交ぜつつ相手の言葉をオウム返しをするとより好感を持たれる。
3:共感する
相手の話を聞き、オウム返しをするだけではまだコミュ力があるとは言えない。
次の段階に進むには、共感力が必要である。
人の話を頭から否定する人には相談したいと思わないが、共感してくれる人にはもっと話してみようという気になる。
共感しにくい話もあるかもしれないが、共感できる部分を探し、相手の話を真剣に聞いているということを示そう。
4:褒める
褒めることはコミュニケーションにおいて非常に重要である。
ちょっとしたことでも褒められると嬉しいもので、褒めてくれる相手には自然と好感を抱く。
褒めることは会話のネタになるし、相手のいいところを探すというのは、相手のことをちゃんと見ないとできないことなので、相手を理解するのにも有効。
大げさに褒めすぎると嘘っぽく聞こえて逆効果になってしまう恐れがあるので、さりげなく褒めるのがポイント。
5:表情で伝える
リアクションをしたいのに言葉がうまく出てこないときもあるだろう。
そういう時は表情でリアクションしてみよう。
一生懸命話をしているのに何の表情の変化もないと、相手は「ちゃんと話聞いているのかな…?」と不安になるもの。
驚いた時は驚いた顔を、面白い話しには楽しそうな顔を、悩みの相談には真剣に考えている顔を。
表情ひとつで相手が感じる印象が変わるため、コミュ力を高めるために表情を意識しよう。