バズマーケティング

読み :  バズマーケティング

バズマーケティングとは、口コミを利用して商品やサービスを広めていくマーケティング手法を意味する。
「バズ(Buzz)」は「騒音、蜂がブンブン飛ぶ、うわさが飛び交う」といった意味があり、人から人へ口コミで伝わる意味でも使われる。
バズ・マーケティングは本来は口頭で口コミが伝わっていくものであったが、TwitterやFacebookなどのSNSの普及によってソーシャルメディアを介したバズマーケティングも広まっている。
ソーシャルメディアを介して商品・サービスの情報、ブログのコンテンツなどが口コミが広まっていくことを「バズる」と表現する。

バズマーケティングは口コミを利用するため宣伝よりも信頼性が高く、特にTwitterやFacebookなどのSNSは友だちや知人などのつながりで構成されているため、信頼できる人からの口コミ情報はさらに信頼度が上がる。
社員やスタッフによる宣伝ではなく、企業と関係がない人からの口コミの方が信頼されやすいため、バズマーケティングが成功すると大きな宣伝効果となる。

バズマーケティングの成功事例

バズマーケティングが大きく成功した事例だと、江崎グリコの『ポッキー&プリッツの日』のキャンペーンなどが挙げられる。
江崎グリコはポッキとプリッツを数字の1に見立てて11月11日を『ポッキー&プリッツの日』とし、2013年11月11日の『ポッキー&プリッツの日』に「ポッキー」とつぶやいてツイートの世界記録を目指そうというキャンペーンを実施した。
目標は200万ツイートであったが、結果は目標を大きく上回る3,710,044ツイート(300万以上)を達成し、ツイートの世界記録を樹立。
商品の売上に直接関係するバズマーケティングではないが、『ポッキー&プリッツの日』の認知度の向上、ブランドイメージの向上につながっている。
http://1111.pocky.jp/wr/
ポッキー&プリッツの日

他にはエイプリルフールを利用したバズマーケティングの成功事例もある。
はなまるうどんはエイプリルフールのネタとして巨大なダイオウイカの天ぷらを作るというウソのキャンペーンを行った。
値段は87,000円、見ろ人がゴミのようだ米粒のような大きさに見える巨大なダイオウイカ天がSNSで話題になり、テレビでも取り上げられた。
このエイプリルフールのキャンペーンが成功し、普段のアクセスの24倍にはね上がった。
2つの事例のように、話題になりやすいキャンペーンを実施するのもバズマーケティングの方法である。
http://www.hanamaruudon.com/aprilfool2013/
ダイオウイカ天




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