O2O(OtoO)

読み :  オー・トゥー・オー

O2Oとは、「Online to Offline」を略した言葉で、ネット上のECサイトやオウンドメディア(オンライン)から、現実の実店舗(オフライン)の集客や購買意欲につなげる施策を意味する。マーケティングの一種。OtoOとも表記される。
「Online to Offline」=「オンラインからオフラインへ」という言葉の通り、ネットから実店舗に送客することがO2Oの目的である。

たとえば実店舗に来てもらうために、アプリでクーポンを配信したり、セール情報を通知するといった施策をO2Oと呼ぶ。他にも位置情報を利用して近隣の店舗を検索できる機能、実店舗に行った際にアプリでチェックインするとポイントやクーポンをもらえるなど、オンライン(ネット)上の行動や情報がオフライン(実店舗)での集客や購買促進につながる。

O2Oの事例

・アプリによるクーポン配信
アプリを利用しているユーザーにクーポンを配信。プッシュ通知を利用し、クーポンの配信開始を知らせるアプリも多い。iBeaconを利用し、店舗の近くを通るとアプリが起動してクーポンを表示させるO2Oもある。

・位置情報
スマートフォのGPS機能で現在地を把握し、近隣店舗の検索を可能にする。現在地、またはアプリの地図上で指定した場所にタクシーを呼べる配車タクシーアプリもそのひとつ。

・SNSと連携
TwitterやFacebook、InstagramといったSNSと連携し、集客につなげる。Twitterでブランド名や商品名をハッシュタグ(#)付きで投稿するなど、指定した条件に沿ってSNSに投稿したユーザーにポイントを付与したり、クーポン配布や割引を実施するといった活用方法。直接購買につながらなくとも、ブランド認知に効果を発揮する事例もある。

・チェックイン
実店舗に訪れた際、アプリを起動してチェックインすると、ポイントを付与したりクーポンを配布する。ネットとリアルとつなぐO2O施策。

・QRコードの活用
ポスターやチラシなどに掲載されているQRコードをスマホカメラで読み込むと、クーポンがもらえたり、限定の待ち受け画面がもらえるといったO2O。

在庫確認、取り置き
ECサイトで実店舗の在庫確認を、在庫がある場合は取り置きができるサービス。ネットで注文し、店頭で受け取れるサービスもO2Oのひとつ。




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