アクセシビリティ(ウェブアクセシビリティ)

読み :  アクセシビリティ(ウェブアクセシビリティ)

「アクセシビリティ(Accessibility)」は「近づきやすいこと、動かされやすいこと」を意味する英単語で、身体障害の有無や年齢に関係なく、サービスや施設を誰でも利用しやすいようにする度合いを表す言葉。
2004年6月に日本工業規格(JIS)がウェブアクセシビリティを規定し、WEBサイトはアクセシビリティに対応することが求められるようになった。
「アクセシビリティ」はフォントサイズの拡大表示を選択可能にする、色を識別しやすい配色、音声読み上げ機能を利用か可能することなどが挙げられる。

厚生労働省では以下の内容でアクセシビリティに対応することを求めている。

・機種依存文字を使用しない
・半角カタカナを使用しない
・文字色と背景のコントラストを十分にとり、見やすい色の設定をする
・文字拡大サービスの提供
・音声読み上げ
・ページ上部に共通のナビゲーションを配置
・原則として新しいウィンドウを開く仕組みは設けない
・WEBサイト上の現在位置の把握、上位階層へ戻るためのテキストリンクを主要ページ上部へ配置

AppleではOS XとiOSでアクセシビリティに対応しており、画面読み上げ機能の「VoiceOver」、「スイッチコントロール」、「音声入力」などの利用が可能で、iOSでは音声アシスタント機能である「Siri」もアクセシビリティに含まれる。

Apple-アクセシビリティ

アクセシビリティとユーザビリティの違い

WEBサイトの利用をしやすさを表す「ユーザビリティ(usability)」という似た意味合いで使われる言葉があるが、「ユーザビリティ」は使いやすさを表す言葉でWEBサイト内でユーザーがストレスなく操作できるかどうかを目的としし、「アクセシビリティ」は利用のしやすさを目的としているため厳密には意味が異なる。
誰でも利用できるようにするのが「アクセシビリティ」、ユーザーがストレスなく目的を達成できる使いやすさが「ユーザビリティ」。




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