Instagram(インスタグラム)
読み : インスタグラム
「Instagram」は、写真撮影アプリケーション、および画像共有に特化したSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。iOS 3.1.2以降、またはAndroid 2.2以降のOSを搭載したスマートフォンなどの端末で利用ができる。
アプリケーションで撮影した写真は数十種類のフィルターによって簡単にオシャレな画像を作成することができ、画像をアップロードすることで写真共有を可能としている。Twitterのように他のユーザーをフォローすることができ、フォローしたユーザーの投稿画像はタイムラインに表示されコメントをしたり「liked(いいね!)」をすることができる。
Facebook、Twitter、Tumblr、Flickr、foursquare、mixiといった他のSNSとの連携機能も備える。
【目次】
Instagramの意味・由来
「Instagram」は、「Instant Telegram(インスタント・テレグラム)」を略した造語。「Instant」は「即席、その場で」、「Telegram」は「電報」を意味する。
つまり、「Instagram」は写真をインスタントカメラのように手軽に撮影し、すぐに画像をアップロードできるアプリであることを意味している。
※電報は文書を電信で送信できるサービス。以前は緊急連絡用の電信サービスとして活用されていたが、現在は祝電や弔電として活用されることが多くなった。
もともとは、HTML5のチェックインプロジェクトであったBurbnのiPhoneアプリとして色々な機能を備えていたが、写真・コメント・Likeなど必要な機能以外を極限まで取り払い、残ったのがInstagramの機能であった。それが一種の「Instant Telegram」であったことから、Instagramに名称が変更された。
Instagramの開発者でありCEOでもあるKevin Systrom(ケヴィン・シストロム)が以下のインタビュー(英文)で命名の由来を回答している。
Kevin Systrom – And his “Instant Telegram”, Instagram.
Instagramの歴史
Instagramは2010年10月6日にiOS版がApp Storeで公開され、わずか6日間で10万人のユーザーを獲得。その後3ヶ月で100万人、翌年2011年5月には500万人、同年9月には1,000万人のユーザーを獲得した。
2012年4月4日にAndroid版がリリースされ、公開初日に100万ダウンロードを突破、6日間で500万ダウンロードを記録した。
2012年4月9日にFacebookがInstagramを約10億ドルでの買収を発表し、同年9月6日に買収が完了。同年11月5日にはパソコンのWebブラウザで利用できる「Web Profile」をリリース。
「Web Profile」は「http://www.instagram.com/ユーザー名」で表示が可能。Facebookページのカバー画像のようなデザインで、投稿した画像がタイル状に並んでランダムに表示される。
インスタ映え
日本でも「インスタ映え」という言葉が生まれるほど流行し、おしゃれ女子がこぞって使うSNSとなった。インスタ映えは、Instagramに投稿した際に映える写りのいい写真という意味。
ただ、インスタ映えする写真を撮りたいがために、食べもしない物を注文してそのまま残して帰ったり、食べずに捨ててしまったりするなど、モラルが問題視されている。他にも、インスタ映えする写真を撮りたいがために危険行為に及んだり、周りの迷惑を考えずに写真を撮ったりするなど、マナー違反が指摘されている。