Pepper(ロボット)
読み : ペッパー
Pepper(ペッパー)は、ソフトバンクモバイルとフランスのアルデバランロボティクス社が共同開発した感情認識ヒューマノイドロボット。自然な相互作用と感情をベースにしたOS・NAOqi(ナオキ)を使用しており、これまでの受動的なロボットと異なり、Pepperは人の表情と声から感情を察し、自らの判断で動くことができるロボットである。人とのやり取りを通じて学習していき、成長していくことができる。
Pepperはクラウド・ネットワークと連携し、最新のニュース、天気、株価を教えてくれる機能が備わっている。胸部にはタッチディスプレイが取り付けられており、ディスプレイにはコンテンツの表示やPepperの感情が映しだされる。吉本興業の子会社であるよしもとロボット研究所の協力により、お笑いやダンスなどで人を楽しませる機能も備えている。
Pepper(ペッパー)の由来
Pepperという名前は、世界中の人々が覚えやすく、発音しやすい変わった名前にしようというコンセプトから考えられた。コードネームでは日本の名前である「TARO」を用いていたが、最終的にPepper(胡椒)に決まった。なぜPepperになったのか詳細な由来は明かされていないが、Pepperの発表記者会見にて、ソフトバンクの代表取締役社長・孫正義氏はP記者からのPepperの由来についての質問に以下のように回答している。
孫:これはいろんな名前をみんなで議論して、何百も候補を出してですね、その中で最初は日本の名前「TARO」というコードネームで呼んでおりました。
ですから、ついつい僕も「TARO」と呼んでいる癖が残っているんですけれども。
ちっちゃな男の子を育てるように、みんなで心を込めて開発しました。でもこれは世界中の人々に提供したいということで、日本的な名前よりは、世界中の人々が覚えやすくて発音しやすくて、また少し変わった名前で、と最終的にみんなでそこへ絞り込んだというわけです。
参考:【質疑応答編】ソフトバンクのロボット「pepper」発表会見 孫正義氏「鉄腕アトムに心が無いのがかわいそうだった」「19.8万円は赤字」他