依布サラサ
読み : イフサラサ
依布サラサは東京出身の女性歌手。
父は井上陽水、母は石川セリ(歌手)。
本名は井上ニサで、依布サラサはアーティスト名。
父である井上陽水の曲『長い猫』の歌詞を父と共作したことをきっかけに、作詞家として活動をスタート。ソニーミュージックの新人オーディション作詞家部門した詞が評価され、キューンレコードと契約しシンガーソングライター・依布サラサとしてデビュー。
Salyuの『マハラジャの夜』、SS501の『NO EXIT DAYS』、Rie fuの『dark memory』など、他のアーティストへの作詞の提供も行っている。
依布サラサの由来
依布サラサというアーティスト名/芸名は、小さい時に妹とこういう名前がよかったという話をしていた時に”サラサ”という名前があったことに由来する。作詞家としてデビューする際、日常の自分と作詞家としての自分を別にするため、サラサをペンネームに。依布は英語で「もし〜」を意味する「if」が由来で、「依布サラサ」=「ifサラサ」=「もしもサラサだったら?」という意味がある。
サラサはインドの民族衣装のサリーで使われる高級染め物・更紗(さらさ)ともかかっている。また、更紗が民族衣装に関係する言葉であることから、依布には布という字を使っている。
デザイナーの倉石一樹との対談より抜粋
──まずは月並みの質問から。依布サラサという名前について。すごく印象的なんですけれど……もちろん本名じゃないですよね?
依布サラサ:
(笑)。はい、違いますね。依布サラサは私が歌詞を書き始めたときに、つくった名前です。倉石一樹:
どういう意味なのでしょう?依布サラサ:
名前自体に意味はないんですよ。それよりも、日常的ないつもの私と、作詞家としての時の私を別に考えたかったんです。
で、ペンネームを考えようというときに、大したことない由来で申し訳ないんですけど……。小さい時って『私、本当はカオリっていう名前がよかったなぁ』とか、そういう話をするじゃないですか。そんなことを妹と喋っていたら、『こういう名前っていいよね』っていう会話の中に“サラサ”っていう名前があって。昔の話しだったんですが、それを思い出して、じゃあサラサっていう人格になろうと。
そして、“もしもサラサだったら?”ってことで、イフを名字にしたんです。──依布のルーツはIfなんですね。で、そのサラサっていうのは語感で決めたんですか?
依布サラサ:
そうですね、語感もありますね。なんか良い響きだなって思いまして。──インドの民族衣装のサリーとかも関係あるとか?
依布サラサ:
ええ、そうです。サラサって決めた時に、意味を調べてみたらサリーで使われる高級染め物のことだとわかって。本来は更紗と書きます。で、イフっていう漢字も、着る物とか布に近い感じにしたくて“依布”にしたんです。
引用:依布サラサ × 倉石一樹(THINK PIECE)