クラムボン
読み : クラムボン
クラムボンは原田郁子、ミト、伊藤大助によるスリーピースバンド。同じ専門学校に通っていた3人は学内実演授業の演奏会に出演し、Carol Kingの『You’ve got a friend』を演奏。これがきっかけで3人でバンドを組み、1996年からクラムボンとして活動をスタート。1999年3月にシングル『はなれ ばなれ』をリリースしメジャーデビュー。
原田郁子はハナレグミ(永積タカシ)とPolarosのオオヤユウスケとともにohanaとしても活動。
ミトは木村カエラ、ともさかりえへの楽曲提供、プロデュース、他のミュージシャンのレコーディングにベースとして参加している。元格闘家の須藤元気のプロジェクト・WORLD ORDERにもプロデューサーとして参加している。
伊藤大助はLOTUS GUITAR、The Sun calls Starsのバンドにも参加している。
クラムボンの由来・意味
バンド名は宮沢賢治の短編童話「やまなし」に登場するクラムボンが由来となっている。作中に登場するクラムボンが一体何物であり、何の生物かははっきり分かっていないため、単語としてどういう意味を持つかは不明だが、クラムボンについては様々な説が存在する。
clam bone=二枚貝のホネ=貝殻、crab(蟹)、crampon(鎹:かすがい)が由来であるという説や、アイヌ語に分解すると「kur(人)、ram(低い)、pon/bon(子ども)」となるため、つなぎ合わせるとアイヌに伝わる伝説の小人・コロボックルになるという説まである。生き物ではなく現象や比喩という可能性もある。
以上の説をふまえバンド名の英綴り「clammbon」を見てみると、clam(二枚貝)が最も近い気がするが”m”がひとつ多いため、英綴りの由来はハッキリとは分からない。
童話の全文はこちら→宮沢賢治・やまなし
『シカゴ』のセルフカバーバージョン『Re-Re-シカゴ』。綺麗なアレンジ