サディスティック・ミカ・バンド
読み : サディスティック・ミカ・バンド
サディスティック・ミカ・バンドは加藤和彦、福井ミカ(旧姓:加藤ミカ)、つのだ☆ひろが結成したロックバンド。
高中正義がギターとして加わり、つのだ☆ひろの脱退後はYMOの高橋幸宏がドラマーとして加入。アルバム『黒船』(1975年発表)は名盤として名を残している。
1972年にデビューし、加藤和彦・ミカが離婚したことで1975年11月に解散。
解散後はサディスティックス(今井裕、後藤次利、高中正義、高橋幸宏)として活動するも自然消滅。
1989年にはサディスティック・ユーミン・バンド(松任谷由実、加藤和彦、高中正義、高橋幸宏、後藤次利に坂本龍一)、1989年にはSadistic Mica Band(加藤和彦、高中正義、小原礼、高橋幸宏、桐島かれん)、2006年にはSadistic Mica Band Revisited(木村カエラ、加藤和彦、高中正義、小原礼、高橋幸宏)など、バンド名を変えて活動を行なっている。MiKaの綴りはMicaに変わっている。
サディスティック・ミカ・バンドの由来
元ネタ・由来となっているのはジョン・レノンがオノ・ヨーコと結成した「プラスティック・オノ・バンド」。ヴォーカルのミカの包丁使いがあまりにサディスティックだったことからサディスティック・ミカ・バンドと名付けられた。サディスティックな包丁さばきってどんなだ・・・。
デヴィッド・ボウイのアルバム『Scary Monsters』(1980年発表)の1曲目『It’s No Game, Pt.1』にナレーションに日本人女性を起用するため福井ミカに依頼が来たが断った。世界的ヴォーカリストの依頼を断るというサディスティック(?)なエピソード。
YMOのアルバム『増殖』(1980年発表)収録の『Nice Age』でポール・マッカトニーの妻リンダのメッセージを福井ミカがニュース速報という形で読み上げている。