ブヤカシャー!
読み : ブヤカシャー
『ブヤカシャー!』はウルフルズの2014年5月21日リリースの12thアルバム『ONE MIND』収録曲で、『ミュータント・タートルズ』の日本版エンディングテーマに起用されている。
『ミュータント・タートルズ』の正式名称は『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』で、アメリカンコミックを原作としたアニメ作品。レオナルド、ラファエロ 、ミケランジェロ、ドナテロの4匹の亀の忍者が活躍する。
ブヤカシャー!の意味・元ネタ
『ブヤカシャー!』は『ミュータント・タートルズ』の4匹の亀のうちの1人・ミケランジェロがよく使う決め台詞が元ネタになっている。「ブヤカシャー!」はアメリカのケーブルテレビ・Nickelodeon(ニコロデオン)版での決め台詞で、戦いの勢いをつける時や喜びを表現する時などに使う言葉。
これまでのタートルズでは「やったぜ!」を意味する「カワバンガ!(Cowagunga!)」が決め台詞として使われていたが、ニコロデオン版で「カワバンガ!」に変わる新し決め台詞として「ブヤカシャー!」が使われている。
「ブヤカシャー」のスペルは「Booyakasha」で、「ブーヤカシャ」と発音する。
ニコロデオン版『ミュータント・タートルズ』のミケランジェロの声優を務めるGreg Cipes(グレッグ・サイプス)によると、「Booyakasha!」は「賞賛と愛」を感じた時に使う言葉で、「祝福」の表現として使用しているそう。
According to Creg Cipes in an interview, “Booyakasha!” means “High Glory and love to the very moment.”
So when Mikey or any of the turtles say it means celebration to the hour.http://tmnt2012series.wikia.com/wiki/Booyakasha!
「Booyakasha」はイギリスのテレビ番組『Da Ali G Show』に登場するラッパーAli G(アリ・G)が創作した言葉とされている(Ali Gはコメディアンのサシャ・バロン・コーエン扮するキャラクター)。
「Booyakasha」の意味や語源については諸説ありハッキリしないが、ヘブライ語のスラング「Sheket bevakasha」と英語のスラング「booya」を組み合わせたものという説がある。
「bevakasha」は「どうぞ、どういたしまして」という意味だが、「Sheket bevakasha」は「静かに、黙れ(Be quiet)」という意味になる。
「booya」は「やったぜ!」と喜びを表現するときに使われ、感動詞として「booyaka」という使われ方もする。
Ali Gが「Booyakasha」の意味についてジョークを交えてなんやかんや説明しているが、最終的には「Hello」という意味だと締めくくっている。「Booyakasha!」は「Hello!(よう!)」という軽い挨拶で使う言葉のようだ。
Hear me now, bo, selecta, swallow back, holler, big up ya self, everything that I in, coming at ya like Cleopatra, come in a couple of bars, recognize, represent, keep it real, you gotta check ya self before ya wreck ya self, swallow back…oh yeah, and hello
参考:BOOYAKASHA(URBAN DICTIONARY)
What does Booyakasha mean? / Wayback Machine
Booyakasha! Kill the white man!
他にもアイルランド語で「感謝」を意味する「buíochas」が語源であるといった説や、ジャマイカの方言で黒人が白人を撃つ時に発する言葉であるという話もある。『ミュータント・タートルズ』においては喜びの表現として使われているわけだが、情報が複数あるため元々の意味が何であるか、本当にAli Gの造語なのかどこかに語源があるのかハッキリしたことは不明。