シャンドラ
読み : シャンドラ
シャンドラはマンガ『ワンピース』に登場する都市の名前。
グランドラインのジャヤ島にかつて存在していた黄金都市。
シャンドラの元ネタ
シャンドラの名前の由来となっているのは『シャンバラ』という伝説上の仏教王国。シャンバラはヒンドゥー教やタントラ教の文献に登場する架空の理想郷。
アニメ『鋼の錬金術師』の劇場版のサブタイトル『シャンバラを征く者』で聞いたことがあるという方も多いのでは。
チベット密教で伝えられる不可視の王国とされており、「幸せの源に守られた」という意味だという。馴染みのある言い方をすれば『シャングリラ』とも呼ばれている。
また、ジャヤの先住民シャンディアのリーダー・ワイパーの台詞に、「シャンドラの灯をともせ」という言葉がある。
これはワイパーの先祖であるカルガラの言葉でもあるが、黄金の鐘を鳴らす事で、シャンドラに再び繁栄を取り戻そうという意味でもある。
「灯をともす」という言葉からシャンドラのもう一つの語源が見えてくる。
灯(火)をともすというとろうそくや照明器具が浮かぶが、ろうそくは英語でキャンドル(candle)。キャンドルと同じ語源からくる言葉としてシャンデリア(chandelier)があり、「candle」も強引に読めば『シャンドラ』とも読めなくはないような・・・。
また、このcandleやchandelierは『Chandra(チャンドラ)』が語源と言われている。チャンドラというのはサンスクリット語で「月」を意味している…。
「chandra」なら「シャンドラ」と読んでも無理はなく、月というとエネルが最後に向かったフェアリーヴァースも月だった。