あぶさん
読み : アブサン
「あぶさん」は水島新司作のマンガ作品、およびその主人公・景浦安武の愛称
マンガ『あぶさん』はビッグコミックオリジナルで1973年から連載、現時点で日本で最も長く連載されているマンガであり、2012年4月に100巻が発売されている。
また、酒好きの人、酒に強い人のことを「あぶさん」と呼ぶこともある。
41年続いた長寿マンガだが、2014年2月5月発売の『ビッグコミックオリジナル』で連載が終了。
あぶさんの由来・意味
「あぶさん」という愛称は主人公である景浦安武(かげうらやすたけ)の名前「安武」を音読みした「あぶ」であるが、「Absinthe(アブサン)」というリキュールの名前が由来となっている。
このアブサンというリキュールは主にヨーロッパで作られているリキュールであり、アルコール度数は70%前後、高いものだと90%に及ぶものまであるという、要は非常に強い酒である。
マンガに登場するあぶさんは高校時代の地方予選決勝戦でサヨナラ本塁打を放つも、二日酔いのため嘔吐してしまい優勝取り消しになるというエピソードから始まるめちゃくちゃな酒好き。作品でも何かにつけて酒が関わってくる。ただ話が進むにつれて酒の話題はあまり関係なくなり、いかにあぶさんが鉄人であるか、というマンガになっていった。最終的にあぶさんは62歳まで現役を続けた。