精神的動揺による操作ミスは決してない!

読み : セイシンテキドウヨウニヨルコントロールミスハケッシテナイ

「精神的動揺による操作ミスは決してない!」はゲームなどをする際に使う用語。負けフラグになる場合も。

精神的動揺による操作ミスは決してない!の元ネタ

「精神的動揺による操作ミスは決してない!」はマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物・花京院典明のセリフが元ネタ。単行本第25巻「ダービー・ザ・プレイヤーその⑤」(第三部・スターダストクルセイダース)にて発せられたセリフ。

ネタバレあり↓↓

「精神的動揺による操作ミスは決してない!」のセリフが発せられるまでの流れ

ディオの館に乗り込んだ承太郎達は、ディオの部下であるケニーGの能力で作られた南国の孤島を模した地下室に閉じ込められ、そこで待ち受けていたディオの執事をしているテレンス・T・ダービーとテレビゲームで対決することに
テレンスは敗者の魂を奪うことができるスタンドを持ち、趣味で作った人形に魂を閉じ込めるという悪趣味なコレクションをしている。

テレンスは隙をついて承太郎の右腕に自身のスタンド・アトゥムの腕を食い込ませており、魂を賭けたテレビゲームを受けざるを得ない状況となる。テレンスは最初の対戦相手に花京院を指名し、テレビゲームに多少自信がある花京院はレースゲーム「F-MEGA」での対戦を希望する

テレンスはスタートダッシュを決めて花京院のマシンの前方を取り、テレンスが有利な状況に。テレンスは心の中で「このダービーにはレース中の操作(コントロール)ミスは絶対にないッ!」と豪語するも、花京院はマシンをスピンさせてテレンスのマシンをはじき飛ばすという荒業を繰り出し、不利な状況を打破する。

一歩間違えればコースアウトの危険を伴うスピンを繰り出し、その後もアウトコースに位置しながらフルスロットルでカーブを曲がるなど、魂を賭けている状況に臆することなく、恐怖を乗り越えたゲーム操作をする花京院に対し、テレンスは賞賛の言葉を贈る。

恐怖を乗り越えている」とのテレンスの言葉を聞いた花京院は、ディオという怪物に初めて出会った時にディオの恐怖に精神的に屈したことに屈辱を感じ、二度とあの時のような惨めな自分には絶対に戻らないと誓ったことが魂を賭けて闘う動機であると心の中で語る。そして、花京院は心の中で続けてこう言い放った。

だからこのゲームでこの花京院典明に精神的動揺による操作(コントロール)ミスは決してない!と思っていただこうッ!

このレースの結末まで解説すると、トンネルを抜けた後、花京院はテレンスのマシンをコースアウトさせるためにワザと一台分遅らせ、最初に繰り出したスピンを再び発動し、勝利したかに思われたが、テレンスはわざと花京院にコースアウトを仕掛けるよう計算していた。テレンスは花京院にふっ飛ばされることで、次のコースまで一気に飛び越えることであった。

これによって花京院は大幅に不利な状況となり、テレンスに「レースを続行するか」と問われた花京院は、「精神的動揺による操作ミスは決してない!」と豪語(心の中で)していたにも関わらず、精神的に動揺して心の中で”負け”を認めたため、テレンスに魂を掴まれて人形に魂を閉じ込められてしまった。

ちなみにテレンス・T・ダービー、および兄のダニエル・J・ダービーの由来は、アメリカ出身のミュージシャン、サナンダ・マイトレイヤの旧アーティスト名テレンス・トレント・ダービーである。

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