コズミック害鳥

読み : コズミックガイチョウ

コズミック害鳥とは

「コズミック害鳥」は手塚治虫の漫画『火の鳥』の登場キャラクターとしての「火の鳥」に対する蔑称。

漫画『火の鳥』は全12編からなる物語で、古代から未来、地球から宇宙を舞台に様々なストーリーが描かれている。「火の鳥」は人智を超えた超生命体であり、時空を超えて全ての編で登場する。

火の鳥 1

火の鳥は作中では全能で絶対的な存在として描かれており、「人間には正しい道を歩んで欲しい」というスタンスで、人間が行った様々な行為に対して「」を与えていく。しかしそこにやたらと私情を挟んだり、生きるために仕方のない罪に対しても容赦なかったり、与える罰も「末代まで続く呪い」を与えたり「人類や生物を絶滅」させたりとやりたい放題。

火の鳥は編によって多少性格が違うが、基本的に人間を見下して上から目線でマウントを取り、いきなりやってきては死を目前にする人間を煽るだけ煽る。漫画を読んでいると火の鳥の言動に腹が立つという人も多く、作品自体は大好きなんだけどあの鳥だけは許せないという声もちらほら。

そんな火の鳥のクソっぷりから生まれた言葉が「コズミック害鳥」。「コズミック」は「宇宙規模の」という意味であり、宇宙を飛び回り人間にとっての「害」をもたらす鳥であることを表した蔑称となっている。「コズミック」の神秘的な響きがありながら結局は「害鳥」扱いされる火の鳥…。

火の鳥にはコズミック害鳥以外にもその言動から、「クソ鳥」「クソチキン」「イキり神」「人類に対する粘着荒らし」など様々な蔑称がある。Twitter上ではTwitterの文化に擬え「クソリプ鳥」「FF外から失礼するの大好き」などとも呼ばれている。

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