花吐き病

読み : ハナハキビョウ

花吐き病とは、口から”花”を吐いてしまう(架空の)難病である。
正式名称は「嘔吐中枢花被性疾患(おうとちゅうすうかひせいしっかん)」。
花吐き病がどんな病なのか、元ネタは何かについては以下で解説。

花吐き病とは – 元ネタ

花吐き病は、松田奈緒子のマンガ『花吐き乙女』が元ネタ。
片思いをこじらせると苦しくなって場所を問わず花を吐いてしまうため、社会生活が困難になる厄介な病気である。
片思いの相手を前に花吐き病が発症したら告白する前に想いがバレてしまう、空気の読めない病である。
ただ、片思いになったからといって必ず花吐き病になるわけではない。

吐瀉花(ゲロばな)」と呼ばれる吐瀉(としゃ)された花に直接触れると感染する病で、ゲロ花病(ゲロばなびょう)とも呼ばれる。
室町時代に爆発的に流行した後、潜伏と流行を繰り返して現代にまで続いているしつこい病である。

完治する方法は想い人に想われること、つまり両想いにならなければならない。
完治する=両想いになると最後に白銀の百合を吐く
完治する時ですら花を吐くという、とことん花尽くしな病である。
ちくわを食すと完治するという説もあるようだが、ちくわを食べて治るなら苦労はしない。

ゲロ花病、もとい花吐き病という名前から乙女チックなかわいらしい病を想像してしまうが、考えてみてほしい、口から花をゲエエエと吐く姿を。
花びらだけならまだいいが茎や枝込みで吐くものだから、現実に花吐き病があったら想像しているような綺麗なものではないだろう。
しかも「吐瀉花」に触れると感染するので避けられるのは必至。

元ネタのマンガ『花吐き乙女』の第1巻が発行されたのが2009年であるが、2014年頃からTwitterで流行し始めた。
少々美化された花吐き病のイラストや写真が多数投稿され、Twitter上で花吐き病が感染していった。

リアルな世界で花吐き病が発症するとしたらこんな感じだろうか。

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