しまっちゃうおじさん
読み : シマッチャウオジサン
しまっちゃうおじさんは、悪いことをした子供をどこかにしまってしまうという怖いおじさん。
しまっちゃうおじさんの元ネタ
しまっちゃうおじさんはいがらしみきおのマンガ『ぼのぼの』に登場する空想上の人物が元ネタになっている。
しまっちゃうおじさんはピンク色で豹のような姿をしている人物で、主人公のぼのぼのの空想上の人物なので、ぼのぼのの頭の中にしか存在しない。悪いことをした(と思っている)ぼのぼのを洞窟に連れ去り、「さぁ~どんどんしまっちゃうからねぇ~」というセリフとともに岩の中にしまってしまう。このセリフやしまっちゃうという恐怖感は当時アニメを見ていた子どもたちのトラウマになった。
作者によると、しまっちゃうおじさんはトラウマ的なものとして作ったそうだが、予想以上に怖がられたという。作中ではぼのぼのの妄想を受け止める存在として登場させたそう。しまっちゃうおじさんは”いる”と思えばいる、サンタクロースのような存在だという。つまりはしまっちゃうおじさんはぼのぼのだけでなく、みんなの心の中にいる存在なのだ。
参考:『ぼのぼの』の作者が明かす“しまっちゃうおじさん”の秘密
原作では4巻と15巻に登場する。
ぼのぼの 4
アニメ版では第14話で初登場し、シマリスくんのお姉さんが作っている土団子を目印にしまっちゃうおじさんがやって来るとぼのぼのは想像する。ぼのぼのは特に悪いことはしていないが、しまっちゃうおじさんが来るのがよほど怖いらしい。
原作ではしまっちゃうおじさんは4巻と15巻にしか登場しないが、アニメ版では出演回数が多かった。2014年3月号の『まんがライフ』に掲載されている『ぼのぼの』の314話から、新しく「しまっちゃうおじさんて誰だろう」シリーズがスタート。原作でのしまっちゃうおじさんの登場は15年ぶり。
まんがライフMOMO (モモ) 2014年 03月号
第2話ではしまっちゃうおじさんの亜種とも言うべき、うめちゃうおじさんが登場する。姿形はしまっちゃうおじさんと同じだが、悪い子を岩で生き埋めにしちゃうという怖いおじさんである。