わが生涯に一片の悔いなし!!
読み : ワガショウガイニイッペンノクイナシ
「わが生涯に一片の悔いなし!!」は何かをやり遂げた後、もしくは目標を達成できなくても満足した時などに使われるセリフ。
わが生涯に一片の悔いなしの元ネタ
「わが生涯に一片の悔いなし」はマンガ『北斗の拳』の登場人物・ラオウのセリフが元ネタである。義弟であるケンシロウとの闘いに敗れたラオウは、自ら秘孔を突いて天に帰る際に拳を突き上げて「わが生涯に一片の悔いなし!!」というセリフを放って絶命した。
このシーンは非常に印象深く、「わが生涯に一片の悔いなし!!」というセリフはあまりにも有名。
ラオウは世紀末で荒廃した世界を暴力と恐怖で支配しようとした暴君であったが、その生き様と見事な最期を遂げた人物として非常に人気が高い。
ラオウが最期を遂げるまでのセリフは以下の通り。
ユリア!!
おまえの命はあと数年はもとう!!
残る余生ケンシロウとふたり静かに幸せに暮せいさらばだケンシロウ
おれもまた天へ!トキの元へ帰ろう
このラオウ 天へ帰るに人の手は借りぬ!!わが生涯に一片の悔いなし!!
ラオウはケンシロウが会得した北斗神拳究極奥義・無想転生を自らも身につけるため、愛するユリアを手にかけ哀しみを背負うことで無想転生を会得しようとした。しかし、手にかける直前、ユリアが死の病に侵されていることを知ったラオウは、秘孔を突いてユリアを仮死状態に。
ユリアを手にかけることで無想転生を会得できると考えていたが、ユリアへの愛ゆえにラオウは無想転生を会得することができたのだ。ラオウもまた北斗神拳伝承者としての資格を持っており、南斗五車星のリハク曰く天はふたりの伝承者をこの世に送り出してしまった。
アニメ版ではセリフが少し追加されている