踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!

読み : オドルダイソウサセンムービー3ヤツラヲカイホウセヨ

『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』は2010年に公開された『踊る大捜査線』の劇場版第3作
前作『レインボーブリッジを封鎖せよ』からは7年ぶりの劇場版となった
今作でもやはり様々なパロディ、オマージュなどが盛り込まれている。
以下、ネタバレも含みます。

湾岸署のセキュリティシステムのマニュアルのデザインはアニメ『機動戦士ガンダム』における「V作戦」のマニュアルが元ネタ。アムロがガンダムを操縦する際に読むマニュアルだが、ガンダムでは表紙に『V』と書かれている。本映画では湾岸署の頭文字『W』が書かれている。

鳥飼誠一の包帯

小栗旬が演じる管理補佐官の鳥飼はノートパソコンの爆発によって顔面を負傷、その後頭に包帯を巻いて登場するが、これはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイが元ネタだと思われる。爆発によって割れたメガネが映るシーンもあるが、これもやはりレイが大切にしていた碇ゲンドウの割れたメガネのオマージュだろう。
これ以外にも踊るシリーズでは音楽を始めとしてエヴァを意識した部分が数多く存在する。

実行犯・須川圭一

この物語の実行犯である須川圭一、逮捕した際に青島は「君、どっかで?」と言っている。映画の中で会っていたのか、と思いきやこれはテレビドラマ版の第一話で青島が捕まえたゲームセンターのお金を盗ろうとした少年なのである。仲間があんまんを買ってくるが、須川が「俺いいや、甘いの嫌いだし」と断るシーンがあるが、これもやはり第一話で青島があんまんを買って少年に食べさせようとしたが「甘いの嫌い」と言って食べようとしないシーンからの繋がりである。

実はこの須川圭一を演じているのは森廉という俳優で、かつて織田裕二が主演したドラマ『お金がない!』で織田の弟役を演じていたのだ。第一話でゲームセンターのお金をとろうとした理由が「お金が欲しいから」であった。

日向真奈美

物語の真犯人、小泉今日子が演じる日向真奈美。映画第1作目でも登場した猟奇殺人犯だが、これは映画『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士がモデルだと思われる。折の中の犯罪者に事件解決のヒントを求めるというのはまさにそのまま。印象的な歯の矯正器具はレクター博士の噛み付き防止のための口枷をイメージしているのかも。

青島の咳

結局病気じゃなかった青島、しかし咳をしていたのはなぜか?病は気から?と思いきや実際は前日に雨の中を傘もささずに歩くシーンがあり風邪を引いていたということになっている。

へっちゃまげな

最後に室井が言う「へっちゃまげな」これは秋田の方言で「大きなお世話だ」という意味

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