シャブ山シャブ子
読み : シャブヤマシャブコ
【目次】
シャブ山シャブ子とは
シャブ山シャブ子はその名の通りシャブ(覚醒剤)漬けの女の名前。
2018年11月7日に放送されたテレビ朝日系のドラマ『相棒』season17第4話「バクハン」に登場した。
この4話は裏カジノの一斉摘発に参加した杉下と冠城が、その一斉摘発を逃れた店舗があることに気づき、賭博犯罪担当班のリーダーである源馬(げんば)に疑惑を抱く。そこに生活安全部保安課の百田と久我という二人の刑事が、賭博業者から現金を受け取り逃している源馬を止めようと協力を頼みにくる。
そこからの細かい話は割愛するが、最終的に百田刑事は情報を得るために知らずのうちにヤクザ絡みの違法カジノを認可してしまっていたというお話。
そして問題のシーンは番組終盤、百田刑事が公園で情報元となった相手と関係を断つ電話をしているところに、画面奥から汚れたTシャツに短パン姿でフラフラと近づいてくる女の姿が…。
通話が終わった次の瞬間、女が持っていたハンマーを振りかざして百田刑事を殺害してしまうのである。女は殴った後も「キャハハハ」と明らかに様子がおかしい。
取り調べを受ける女。腕には注射の痕。そして相変わらず気の狂った感じで言い放ったのが「シャブ山シャブ子です!17歳ですっ!」という衝撃的なセリフであった。
シャブ山シャブ子スターターセットどうぞ #aibou pic.twitter.com/r1D9nbGm2L
— いたみなと (@Melty_375) 2018年11月7日
当然、女は「シャブ山シャブ子」などというふざけた名前ではなく、本名は「ニシダノブコ」、年齢は43歳。
百田刑事との接点は一切なく、冠城が「組関係のヒットマンでは?」と疑うが、ただの薬物依存症の一般人であった。右京はその薬物の入手先が怪しいとみるが、その先は不明。
そこまでシリアスな展開だったのが、いきなり登場したヤク中の女にハンマーで殴られて殺害されるという、まるでギャグのような衝撃的な展開に視聴者は驚愕。それに加えて、「シャブ山シャブ子」という、「犬山イヌコ」みたいなわかりやすい名前と、猟奇的な演技でこの第4話の話題を一気にかっさらい大きなインパクトを残した。
シャブ山シャブ子役
このシャブ山シャブ子を演じたのは女優の江藤あや。わずか1分程度の短い出演時間だったにも関わらず、その狂気に満ちた演技は視聴者の印象に残り大きな反響があり、その反響への感謝をツイートしている。
昨日からシャブ山シャブ子がトレンド入りし何がなんだか嬉しい限りでございます🤩皆様たくさんのツイートありがとうございます😊今舞台本番中ですので後ほどお返しさせていただきます!是非buzzfesttheater『黴-かび-』11/11まで。観に来てください💗#buzzfesttheater #黴 #シャブ山シャブ子 #相棒 pic.twitter.com/AxzBJ49Ig1
— 江藤あや (@ayayakko2000) 2018年11月8日
相棒への出演告知は忘れていた、うっかりなシャブ山シャブ子。
今日の相棒に出演してました💦
舞台本番中で、告知するの忘れてました!すみません🙇♀️
シャブ山シャブ子、よろしくお願いいたします💗#相棒 #シャブ山シャブ子 #江藤あや #黴 #buzzfesttheater pic.twitter.com/FnTTH4FVOg— 江藤あや (@ayayakko2000) 2018年11月7日
そもそも「シャブ」とは?
「シャブ」というのは「覚醒剤」の俗称。なぜ覚醒剤がシャブと呼ばれるのかについてはいくつかの説がある。
・アンプル(覚醒剤の入った容器)を振ると”シャブシャブ”という音がするから
・英語で「削る」を意味する「shave」
・摂取すると血管に冷感を覚え「寒い(さぶい)」となることから
・心も体もボロボロになり、人生を骨までしゃぶられてしまうから
覚醒剤は他にも「S(スピードの頭文字)」や「アイス」といった俗称がある。