アッー!

読み : アッー!

アッー!は2chやニコニコ動画で、ホモ的なシーン、表現があった際に書き込まれる言葉。
「アーッ!」ではなく「アッー!」なので間違えてはいけない。

アッー!の元ネタ

元ネタとなったのは『真夏の夜の淫夢』というゲイビデオにまつわる話。

現日本ハムファイターズの多田野数人投手は2002年立教大学に所属していた。
六大学野球リーグで活躍し、全日本選抜にも選ばれるなど、その年のプロ野球ドラフトでも上位指名は確実と言われる有望な選手だった。


しかしドラフトを前にネットや週刊誌で多田野そっくりの人物が『真夏の夜の淫夢』というゲイビデオに出演しているとの噂が流れた。そしてこれを立教大学野球部の監督が認めたことで、ドラフトでは一切指名されなかった。

この時の監督への取材を週刊誌が掲載したのだが、多田野のビデオ出演を聞いた際に監督が発した「アーッ!」という言葉を、「アッー!」と誤植したのである。

というのが定説であったのだが、実際に週刊誌に掲載された記事の画像が発見されると、記事上で監督の驚いた声は「アッ」とのみ書かれていた。

また、記事ではビデオの内容も詳細に書かれており、「アーッ!」という声の描写もあった。つまり記事では「アッー!」ではなかったのである。恐らくこの記事の内容を見ながら情報を書き込んだ人物がこれらを混同し「アッー!」と書いてしまい、それが記事に書かれていたのだということで広まったのであろう。

話の内容もさることながら、「アッー!」ってどう発音するんだよ、ということでも広まった。
この件に関して2ch等ネットでは多田野はTDNと呼ばれゲイ扱いされネタにされているが、本人は2004年の記者会見にて「お金が必要だったため。ゲイではない」と釈明している。

類似の言葉として「ウホッ!」というものがあるが、使い方としては「ウホッ!」は良い体の男性や男性が服を脱ぐシーンなどに使われ、「アッー!」は直接的な身体の接触があった際に使われることが多い。

また、この『真夏の夜の淫夢』というゲイビデオから発祥した様々な言葉がネット上で使われている。あまりにも広く使われているためその多くがこういったビデオが元ネタであることを知られずに使われている。

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