チャリで来た。
読み : チャリデキタ
「チャリで来た。」はネット用語として、またコラ画像として使われるネタ。
「句点(。)」を省いた「チャリで来た」ではなく、「チャリで来た。」が正しい。
もう一度言う、正しくは「チャリで来た。」である。
【目次】
チャリで来た。の元ネタ・意味
「チャリで来た。」はちょっとやんちゃな格好をした中学生の男子・4人組のプリクラ画像が元ネタになっている。4人はガッツポーズをすると共に、「チャリで来た。」という文字を書き込んだプリクラを撮影しネット上にアップ。この画像を誰かが見つけコラ画像のテンプレートとして使われ始めた。
「チャリ」は「チャリンコ」の略で「自転車」を意味する。やんちゃ風なのにチャリで来たとういう中学生らしいかわいさが感じられる。
この4人組のうち3人がギャル系雑誌『egg (エッグ)』の2012年4月号に登場した。元画像の流出はいつ頃かはハッキリ分かっていないが、成長した姿で登場。彼らは「チャリで来た。」がネットでネタにされていることは知っているようで、雑誌にも元画像が掲載され「2ちゃんねらー、イイ加減にせえよ(笑)」と書かれている。しかもこの日はバイクで来たそうで「今日はバイクで来た。」と書かれている。
→ネットで有名な『チャリで来た』現在の姿で雑誌掲載されネットで話題に
さらにiOS用のアプリ「チャリで来た。カメラ」も作られた(無料)
チャリで来た。の10年後
テレ朝のバラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』の2018年6月11日放送回にて、「チャリで来た。」の当事者の一人であるユウタ氏(右上の子)が出演。「中1の時に撮った写真が伝説的なバカ画像としてネットで拡散してしまい、その後10年間、運命に翻弄され続けている人」として番組で紹介された。
ユウタ氏は19歳で飲食店の店長になり、23歳(本番組出演時)の現在、横浜でエリアマネージャーを務めているとのこと。中1当時の写真はかなりオラついているが、今は真面目な好青年である。
なぜ「チャリで来た。」というプリクラを撮ることになったのか? ユウタ氏によるとその経緯はこうであった。
中1であった彼らはヤンキーに憧れており、「ヤンキーならガルフィーっしょ」ということで、4人でガルフィーの服を買いに行くことになったそう。そして4人は市内の2つ先の区まで1時間30分かけてチャリで服を買いに。
GALFY[ガルフィー] ヤンキー 復刻デザイン 夜露死苦 Tシャツ
ただ、彼らが乗っていたチャリは普通のチャリではない。暴走族のバイクのようにカスタムをしていたとのこと。中1なのでバイク乗れないからチャリをヤンチャに改造。
彼らはガルフィーを売っている店にたどり着いたが、ガルフィーはヤンキー界のハイブランドで1着数万円するため、中学生の彼らは購入を断念。彼らはガルフィーを諦め、ゲーセンに行ってプリクラをとることにしたそう。
プリクラにはお絵かきタイムがあるのだが、書くことがなかったため「チャリで来た。」を書くことに。もしガルフィーを買っていたら「ガルフィー買った」になっていたのかもしれない。
そしてそのプリクラが2chで拡散され、バカ画像として10年もの間ネタにされ続けている。
ではなぜ彼らのプリクラがネットで拡散されたのか?
当時流行っていた『前略プロフィール』という自分のプロフィールページが作れるSNSがあったのだが(現在はサービス終了)、彼らのうちの誰かがこのプリクラをアップしてしまい、2chで拡散されることになったのである。さらに「バカ画像」を集めた本が出版され、一般の人にも「チャリで来た。」が知られることに。
こうして「チャリで来た。」は伝説的なバカ画像として爆発的に拡散してしまったのだが、ラッパーのSLOTHがこの画像にインスパイアされ、『チャリで来た』という楽曲を制作。本人に連絡を取り、許可を得て楽曲がリリースされた。
SLOTH / 『チャリで来た』