だいじょばない
読み : ダイジョバナイ
だいじょばないの意味 – 元ネタ
「だいじょばない」とは、「大丈夫ではない」という意味である。「大丈夫ではない」じゃないを崩した言い方。
「だいじょばない」の元ネタは、スクエア・エニックスのRPG『ファイナルファンタジーX-2』。
先に登場人物の解説をすると、本件に関わっているのはユウナ、リュック、アニキ、パインの4人。ユウナは本作のヒロインであり主人公でもある。リュックはユウナのいとこで、アニキはリュックの兄。パインはユウナ達の仲間の女剣士。
物語の冒頭、ユウナ、リュック、パインの3人が飛行艇から霊峰ガガゼトの遺跡に飛び降りる。高所にある遺跡の高さに目がくらんだユウナが遺跡から落ちそうになるが、リュックとパインがそれぞれユウナの腕を掴み、なんとか落下を逃れる。飛行艇にいるアニキが「ダイジョウブか〜?」と声をかけたところ、リュックが「ダイジョばナイ!」と答える。
あと、ガガゼト遺跡上部にあるエレベーターが急降下したとき、アニキが「ダイジョウブか!?」と声をかけたところ、ユウナが「ダイジョばナイかも」と答えるシーンにも登場する。
【ユウナが遺跡から落ちそうになったときのダイジョばナイ】
30分50秒あたりから
アニキ「ダイジョウブか〜?」
リュック「ダイジョばナイ!」
アニキ「ダイジョばナイは間違い!ダイジョウブではナイと言え!」
リュック「視無視!」
アニキ「リュック!返事は?」
パイン「一度シメる?」
リュック「いいね、それ!」
アニキ「返事!」
(ユウナ救出)
【エレベーターが急降下した後のダイジョばナイ】
50秒あたりから
アニキ「どうした?タイジョウブか!?」
ユウナ「いたた・・・ダイジョばナイかも」
アニキ「ダイジョばナイ~!?すぐ行く!」
リュック「・・・ヒイキだよ」
お気づきかと思うが、同じ「ダイジョバない」でも妹のリュックが言ったときと、ユウナが言ったときではアニキの反応が全然違う。兄妹ってそんなもんだよね。照れ隠しもあるしね。妹いないからわかんないけど。
「だいじょばない」の初出は『ファイナルファンタジーX-2』だと思われるが、もしかしたら他の作品で使われていたり、地方で使われている言葉かもしれないが、有名ドコロなら本作が初めてかと。
「だいじょばない」はアニメ『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』の登場人物・ヒカリがよく使う言葉としても知られているが、本作の放送開始は2006年、『ファイナルファンタジーX-2』は2003年なので、FFが先でポケモンが後。
あと、Perfumeの2013年2月27日発売の17枚目のシングル『未来のミュージアム』のカップリングに『だいじょばない』という曲が収録されている。
『だいじょばない』
アルバム『LEVEL3』にも収録