働いたら負けかなと思ってる(◯◯したら負けかなと思ってる)

読み : ハタライタラマケカナトオモッテル

「働いたら負けかなと思ってる」はニートとしての誇りを保つための言葉。「◯◯したら負けかなと思ってる」と改変されて使われることも多い。

働いたら負けかなと思ってる(◯◯したら負けかなと思ってる)の元ネタ

「働いたら負けかなと思ってる」はフジテレビの情報番組『とくダネ!』が2004年9月に放送したニート特集のインタビューにて、ニート(24歳・男性)が答えた言葉が元ネタになっている。レポーターを担当した立川談笑がこの男性に(ニートを)いくつぐらいまで続けるのかと質問したところ、男性は「面倒くさいのと、働いたら負けかなと思ってる」と返答。立川談笑が「どういうこと?」と尋ねるが、男性は苦笑いするだけでその真意は答えていない。

放送後に「働いたら負けかなと思ってる」がネット上で急速に広がり、AAやコラ画像などが作られたり、「◯◯したら負けかなと思ってる」と思ってると改変して使われるようになった。

働いたら負けかなと思ってる

※元々の番組にBGMは入っていません

ナレーション:こちらの彼は現在24歳、仕事はしていない

立川談笑:生活はどうしてるんですか?

ニート(24歳・男性):遊んで暮らしてます

立川談笑:(遊んで暮らしてる・・・ボソッ)
今24歳、いくつぐらいまで続ける?一生?

ニート(24歳・男性):多分40ぐらいまでしようかな・・・
面倒くさいのと、働いたら負けかなと思ってる

立川談笑:え!?
ど、どういうこと?働いたら負け?

ニート(24歳・男性):・・・・・

立川談笑:働いたら負け?

ニート(24歳・男性):負けかなと、はい・・・

この男性はニートの友人2人と共同生活を行っており、当時の貯金通帳の残高は5円であった。それでも働く気がないこの男性はこう発言している。

ニート(24歳・男性)
定職には絶対つかないですね
今の自分は勝ってると思います

やたらと自信満々に「今の自分は勝ってると思います」と言い切っているもんだから、そうかもと一瞬思ってしまったりしまわなかったり。「働いたら負けかなと思ってる」という言葉のインパクトが強いため薄れてしまっているが、「今の自分は勝ってると思います」も名言である。

ちなみのこの男性は生活費をパチンコの稼ぎと日払いのアルバイトでまかなっているそう。

「働いたら負けかなと思ってる」という発言の真意を読み解くにあたり、同特集に出演した同居人の別のニート男性の言葉を紹介したいと思う。

ナレーション:26歳の彼は、働かない理由をこう答えた

ニート歴6年の男性(26歳)
決まった時間に起きて決まった時間に行き決まった時間に帰るという生活を、毎日のように続けてる続けてるわけじゃないですか
当たり前っちゃ当たり前なのかもしれないけど、自分らその概念ないんで
すごい大変そうだなというか、かわいそうに思いますね

「働いたら負けかなと思ってる」という発言の真意は彼にしか分からないが、決まった時間に起きて働いて帰る生活という概念がないのだそう。

しかし、この男性は2011年1月22日にニコニコ動画で「【働いたら負け】ニート君がニコ生やります」と題してニコ生を行ない、就活中であることを明かした。彼は敗北者になってしまったのだろうか。

話の中でケンカで手を出して拘置所・刑務所に行くと自分も親も兄弟も困ることになるため、「大人になってケンカしたら負けだと思います」と発言をしている。「働いたら負けかなと思ってる」は深すぎて分かりにくいが、これは分かりやすい。

しかしその後、人の人生を狂わすのは簡単で、相手に手を出させれば会社からお金もらえて慰謝料もらえてその人の人生を狂わせて、と発言している。彼の思想は一体どこに向かっているのだろう・・・

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