クチャラー
読み : クチャラー
【目次】
クチャラーとは – 意味
クチャラーとは、食べ物を咀嚼する時に「クチャクチャ」と音を立てて食べる人を指す。クチャラーは音を立てて食べることを表す擬音語「クチャクチャ」に「〜する人」を意味する接尾辞「-er」を組み合わせた言葉。
クチャラーは音を立てて食べる人を揶揄する際に使われる言葉で、いい意味では使われない。他人の「クチャクチャ」という咀嚼音を聞かされることを不快に感じる人は多く、いつしかクチャラーという呼び名が生まれた。ガムを「クチャクチャ」と音を立てて噛む人もクチャラーと呼ばれる。
『ジョジョの奇妙な冒険』よりイギー
音を立てて食べない場合の擬音語は「モグモグ」がよく使われ、対象的に音を立てて食べる場合は「クチャクチャ」がよく使われる。「クッチャクッチャ」と表現した方がより音を立てて咀嚼している感が伝わるかもしれない。
クチャラーは自覚がない?
他人が発する「クチャクチャ」は非常に気になるものだが、本人はどう感じているのだろうか?
クチャラーの多くは自覚症状がないとされており、自分が「クチャクチャ」と音を立てて食べることに気づいていない可能性がある。「人の振り見て我が振り直せ」のことわざがあるように、自分も無自覚のクチャラーであるかもしれない。
口を開けて食べると「クチャクチャ」と咀嚼音がする。口を閉じて食べれば咀嚼音は抑えられるが、クチャラーは自分が口を開けて咀嚼していることに気づいていないもよう。
普段から口呼吸をしていて鼻呼吸がうまくできない人はクチャラーになりやすいらしい。口を閉じて食べても鼻呼吸すれば息は詰まらないので、鼻呼吸を意識するのがよい。鼻炎などで鼻が詰まる時もあるかと思うが、クチャラーを治したい方は鼻呼吸を意識してみよう。
家族や友達であればクチャラーをやめたほうがいいと注意できるが、会社の同僚や微妙な知り合いがクチャラーだと困る。注意できない、しかし、目の前で「クチャクチャ」と音を立てて食べられるのは不快…。
でも本人が気づいていないなら注意してあげた方がいいかも…。という心の葛藤が聞こえてきそうである。好きになった相手がクチャラーだったら…どうしよう。
クチャクチャ音が苦手な方は再生をご遠慮ください。
蕎麦をズルズルと音を立てて食べるのはOK?
じゃあ、うどんや蕎麦を「ズルズル」と音を立てて食べるのはいいのか?と問われると、それは答えるのが難しい問題である。日本ではうどんや蕎麦を「ズルズル」と音を立てて食べる習慣が根付いているが、海外では麺類を音を立てて食べる行為は敬遠されることが多い。
日本でも蕎麦を音を立てていい派と立てない方がいい派で意見が分かれ、ここでどちらが正しいという答えを出すのは難しい。
海外ではパスタを「ズルズル」と音を立てて食べるのはマナー違反とみなされる可能性があるので、パスタは音を立てずに食べた方がよいかと。「郷に入っては郷に従え」ということわざのように、その国の食事作法に倣うのがよいだろう。