マーチ
読み : マーチ
「マーチ」は受験についての話題、学歴や就職活動についての話題などでよく使われる言葉。
馬鹿にしたようなニュアンスで用いられることが多い。
マーチの由来・意味
マーチというのは明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学の5つの大学、あるいはその出身者等の事を指す。これはそれぞれの大学を英字表記した場合の頭文字が由来となっており、『MARCH』と表記される。2chでよく見られる言葉ではあるが、古くから予備校などでも用いられており、この5つの大学に他の大学を加え『JMARCH(上智大学を加えたもの)』『GMARCH(学習院大学を加えたもの)』なども存在する。また、『MARCH』とは呼ばずに『明青立法中』と呼ぶ場合もある。
このマーチ(MARCH)という呼び名については旺文社の受験専門誌『螢雪時代』の編集長が作り出した造語だと言われている。合格発表のある3月が英語で『MARCH』であることにかけているとされる。
この5大学がまとめて呼ばれているのは、東京六大学とされている6つの大学から難易度の高い東大、早稲田、慶応をのぞき、残った明治、立教、法政に偏差値が近かった青山学院と中央大学を追加したという説などがある。5つの大学に特になにか関係があるというわけではなく、同じくらいの偏差値であるということで受験校を選ぶ際の目安とされている。
2chなどネットでは「マーチ」を馬鹿にしたような意味合いで用いることが多い。東大や早稲田、慶応といった大学からすれば偏差値が低いということにはなるが、「マーチwww」などと書き込んでいる人物がそういった大学の学生あるいは卒業生であるかどうかは定かではない。
大学受験では他にも偏差値の近い大学をグループとして呼ぶことがあり、関東では早慶上理(早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学、東京理科大学)、日東駒専(日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学)関西では関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)、産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)などのグループが存在している。