台風コロッケ
読み : タイフウコロッケ
「台風コロッケ」は台風がきたらコロッケを食べるという風習、またはそのコロッケのことを指す。
ハンバーグではなく、コロッケでなくてはならない。
台風コロッケの元ネタ・由来
「台風コロッケ」という風習が生まれたのは2001年頃と言われている。
2001年の夏は多くの台風が襲来し、さながら台風祭であった。
そんな中、2chのニュース速報板に立てられた『上陸秒読み実況スレッド』にて、「念のため、コロッケを16個買ってきました。もう3個食べてしまいました。」という書き込みがされた。
111 :こちら横浜:2001/08/21(火) 13:10 ID:V2iqkNlA
念のため、コロッケを16個買ってきました。
もう3個食べてしまいました。
それまでは台風コロッケという風習などなく、ただ単に書き込みをした人がコロッケが好きで、台風で買いに行けなくなると困るという意味であった。
しかし、この書き込みに影響されたスレの人々が、「コロッケ食べたくなったじゃないか」「俺もコロッケ買ってきた!」といった感じで話題は台風よりコロッケに。
それ以降、台風と言えばコロッケということになり、台風が来るたびに「コロッケ買ってきた」「コロッケ作った」「今日はコロッケの日」と盛り上がるようになった。
知っていれば楽しめるが、元ネタを知らない人にとってはなんのことだかわからず、「台風コロッケってなんなの?」と困惑する人も多い。
台風コロッケはネットのみならず、リアル店舗にまで影響を及ぼしている。
イオンリテールでは台風21号(2017年10月)が接近することを受け、5割増しでコロッケを用意。
ネット民はネタとして笑えるが、2chとは無縁の主婦層からすれば「台風コロッケ???」である。
「台湾風のコロッケ?それとも台北風のコロッケ?」と勘違いされても仕方がない。