えんとつ町のプペル
読み : エントツマチノプペル
えんとつ町のプペルの由来
えんとつ町のプペルはキングコング西野亮廣脚本・監督によって制作された絵本。2016年に発売された。
「えんとつ町のプペル」の主人公である「プペル」という名前は、19世紀フランスの県知事ウジューヌ・ルネ・プベル(Eugène-René Poubelle)という人物が由来となっている。
ちなみに『えんとつ町のプペル』の主人公・プペルの名前の由来は、この髭モジャモジャのオッサン。ウジューヌ・プベルさん。
フランスの県知事。http://t.co/HzmAjOOzC8 pic.twitter.com/YXb5XDpw6F— キンコン西野(ほんやのポンチョ) (@nishinoakihiro) 2015年6月20日
ウジューヌ・ルネ・プベルは1883年にフランス・セーヌ県の知事に就任。当時のパリはヨーロッパで最も不衛生な町とされ、チフスやコレラが蔓延していた。そこでプベルは知事に就任すると、ゴミ箱の使用を義務付けるなど「清掃革命」と呼ばれる諸施策を講じて町をキレイにしていった。
清掃革命の結果、パリの環境問題は改善され健康増進にも寄与した。プベルの功績は非常に大きなものであったため、フランス語では彼の名前である「poubelle」が「ゴミ箱」を意味する言葉として現在も残っている。
えんとつ町のプペルの主人公であるプペルは「ゴミ人間」であり、町でえんとつ掃除屋をしている少年ルビッチと出会い…というストーリー。ゴミ人間の名前の由来は、町からゴミを無くした人の名前だったというわけだ。知事の名前は「プベル(Poubelle)」だが、物語の主人公の名前は「プペル(Poupelle)」となっている。
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しかし、この絵本の内容は本来のストーリーの5分1程度となっており、映画『えんとつ町のプペル』の宣伝という位置づけだという。映画版ではストーリーが全く異なり、本当の主人公もプペルではないのだそうだ。
参考:これが映画『えんとつ町のプペル』のプロローグだ。