銀ブラ
読み : ギンブラ
銀ブラは銀座を歩くこと。特に目的もなく銀座をブラブラ歩くのが銀ブラ。
銀ブラの語源・由来
銀ブラは主に銀座をブラブラ歩くことを意味して使われるが、本来の意味は「銀座のカフェーパウリスタにブラジルコーヒーを飲みに行く」、または「銀座でブラジルコーヒーを飲む」ことであり、銀ブラはこの行為を語源とした略語である。
言葉自体が古いので明確な発言者は不明だが、大正時代に慶応大学の学生が使い始めたと言われている。その当時は銀座でブラジルコーヒーを飲むことが一種のステータスとなっていた。
銀ブラがいつしか銀座を歩く意味で使われはじめ、「銀座をブラブラ歩く」が語源であると思われがちだが、「銀座でブラジルコーヒーを飲む」=銀ブラが先に使われていたとされている。
カフェーパウリスタは銀座の長崎センタービルの1階にあり、芥川龍之介、水上滝太郎、吉井勇、菊池寛、久保田万太郎などの文豪にも愛された喫茶店で、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻が三日三晩来店したこともある。
「カフェー(cafe)」はポルトガル語で「コーヒー」を意味し、「パウリスタ(Paulista)」は「サンパウロっ子」を意味する。
パウリスタでコーヒーを飲むとスタンプカードにもなっている「銀ブラ証明書」が貰える。