iPS細胞
読み : アイピーエスサイボウ
iPS細胞とは人工多能性幹細胞のことであり、英語では『Induced pluripotent steam cells』である
人間の体細胞に遺伝子を導入することで培養することで、組織や臓器の細胞に分化、増殖する能力を持ち、病気の原因解明、新薬の開発、細胞移植治療などに役立つと期待されています。
世界で初めてiPS細胞を作り出すことに成功したとして京都大学の山中伸弥教授が25年ぶりにノーベル医学生理学賞を受賞しました。
iPS細胞の由来
「iPS」というのは『Induced pluripotent steam cells』の略であるが、気になるのはなぜ最初の『i』が小文字なのかという点。
これを名付けた山中教授は、ES細胞(胚性幹細胞)が2文字なのでそれに近づけようとしたこと、そしてヒット商品であったAppleの『iPod』にあやかり、iPodのように広く普及するようにという願いを込めてあえて『i』を小文字にしたのだという。