キモ撮り
読み : キモドリ
キモ撮りとは – 由来
キモ撮りとは、スニーカーを中心にした構図の自撮りを指す。片方のスニーカーを前面に出し、もう片方のスニーカーは手に持つのが基本的な構図。
キモ撮りの発案者は、お笑い芸人のレイザーラモンRG。RGは、芸能界の中でも屈指のスニーカー好きとして知られていて、スニーカーをかっこよく見せるために考案したのがキモ撮り。
RGがこの撮影方法をキモ撮りと呼ぶようになったのには、こんな由来がある。
RGがスニーカーを地面に置いてセルフタイマーで自撮りをしていたところ、その様子を見ていた奥さんに「キモっ」と言われたため、「キモ撮り」と呼ぶようになった。つまり、「キモい自撮り」を略したのが「キモ撮り」である。
キモ撮りは、スニーカーに合う服を選び、スニーカーを映えさせつつ、自分もしっかり写るのがポイント。RGいわく、以下を意識するとかっこいいキモ撮りができるとのこと。
1:カメラを下向きにし、何かに立てかけて地面に置く
2:スマホカメラを自撮りモードにする
3:片方の靴をギリギリ前まで出す
4:反対の靴は脱ぎ、空いているスペースに写るように手に持つ
5:反対の足の靴下は見せない
6:小顔効果のために口のあたりを腕で隠す
7:セルフタイマーで撮影
RGのインスタグラムの投稿を遡ってみると、「#キモ撮り」のハッシュタグを使った初めての投稿は2015年7月20日。現在使われている構図と少し異なるが、片方のスニーカーを前面に出し、ローアングルで撮影するという手法を使っている。
さらに過去の投稿を遡ると、「#キモ撮り」のハッシュタグはついていないが、現在のキモ撮りに近い構図の写真も見つかった。日付は2017年7月16日。この投稿以前にも片方のスニーカーを前面に出した構図の写真はあるが、キモ撮りの構図が固まっていったのは、このあたりだと思われる。
RGが発案したキモ撮りは、スニーカー好きの間で話題となり、真似をする人がじわじわと増えていった。インスタグラムで「#キモ撮り」「#キモドリ」「#KIMODORI」というハッシュタグで検索すると、多数ヒットする。
指原莉乃も、キモ撮りをした写真をインスタに投稿。
RGはキモ撮りの考案者ということで『GQ JAPAN』に特集されるなど、インスタグラム以外でも注目され始めている。
RG初となるスタイルブック『KIMODORI』(「失敗コーデあるある」収録)も発売。
RGは2018年11月16日放送の『アメトーーク』の「スニーカー芸人」に出演した際、キモ撮りを紹介。本回には、かまいたち山内、マテンロウアントニー、カミナリたくみ、ダイノジ大地、シソンヌ長谷川、グッドウォーキング上田らに加え、俳優の佐藤隆太がスニーカー好きとして出演。
同放送で、かまいたち山内が発した「サプールのノブさん」も話題となった。