サボる
読み : サボル
「サボる」とは、怠けたりズル休みしたりすること。
仕事や学校の授業をズル休みすることを「サボり」と表現する。
頻繁にサボっているとサボりグセがついてしまうので注意されたし。
サボるの由来 – 語源
「サボる」は、フランス語の「Sabotage(サボタージュ)」に由来する。
「サボタージュ」は「破壊工作」や「妨害行為」という意味の言葉で、労働争議中の労働者が意図的に機械装置などを破壊・損壊させ、故意に仕事を遅延させる行為を指す。
日本語の「サボる」はこの「サボタージュ」を動詞化した表現。
日本ではもともとの労働争議における破壊工作という意味では使われず、「仕事を怠ける」や「授業に出席しない」という意味で使われる。
鈴木雅之&菊池桃子のデュエット曲『渋谷で5時』のサビの歌詞「今日は渋谷で5時 ふたりでサボタージュ」は、日本語でいうところの「サボる」の意味である。
仕事をサボって夕方5時からデートするという内容の歌詞。
一般的な企業の終業時間は17〜18時であるため、17時から渋谷でデートするには仕事をサボるしかない。
『ONE PIECE』のサボの由来はサボタージュ?
マンガ『ONE PIECE』に登場するサボの由来は明かされていないが、「サボタージュ」が由来である可能性が考えられる。
「サボタージュ」は労働争議における抵抗行為であるため、サボが世界政府に抵抗して倒そうと画策する革命軍の一員(レジスタンス)であることとかけているのかもしれない。
サボの由来とは無関係であるが、ポートガス・D・エースの左腕に彫られているタトゥーの「S」はサボを指していると思われる。
「S」にバツ印がしてあるのでエース(ACE)のスペルを間違えたのかと思ってしまうが、単行本61巻596話の扉絵では「ACE」という正しいスペルでタトゥーを入れている姿が描かれている。
これはエース、サボ、ルフィの3人が一緒に成長したらこうなっていたであろうという姿を描いたシーン。
もしサボが天竜人の砲撃によって船が沈められておらず、3人がずっと一緒であったならエースの腕のタトゥーは「ACE」という正しいスペルであったことを示唆している。
「S」にバツ印というのはサボが海賊になることを決意し、自身の海賊旗に刻んだ印である。
サボがエースに送った手紙にも「S」にバツ印のマークを使っている。
KING OF ARTIST THE PORTGAS・D・ACE
また、エースのタトゥーの「C」の中には「・」という点が入っているが、これはもともと「AS・L」というタトゥーであったのではないかという推察がある。
単行本60巻585話にて、ダダンに送った手紙には「どくりつする ASL」と書かれている。
「AS・L」であったという説は、サボがエースにあてた手紙から推察できる。
それからエース おれとお前はどっちが兄貴かな
長男2人 弟1人
変だけど この絆はおれの宝だ
「A」はエース、「S」はサボ、「L」はルフィを指しているが、この手紙に記してあるようにサボが長男2人に弟1人という関係だと思っていたことから、エースはルフィの「L」の前に「・」を入れたのだろう。
つまり、本来のタトゥーであったと思われる「AS・L」は、「AS(エースとサボ)」=「長男2人」、「L(ルフィ)」=「弟1人」を表していると考えられる。
サボとルフィは実の兄弟ではないが、ルフィのことを弟のように思っていた。
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