XOXO
読み : エックスオーエックスオー
「XOXO」は欧米人がよく用いるスラング。
欧米の人が手紙やメール、あるいはTwitterやFacebookなどのやり取りで最後に「XOXO」と付け加える。海外ドラマなどでも目にすることがあり、アメリカの人気ドラマ『ゴシップガール』では毎回最後に『XOXO ゴシップガール』というナレーションが入る。
ももいろクローバーZがニッポン放送から放送しているラジオ番組『ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo』の最後の「xoxo」も同じ意味で付けられている。こちらは「xoxo」は発音しない。
XOXOの由来・意味
まずこの「XOXO」は「kiss and hug」、つまり「キスと抱擁」を意味する。日本ではあまり友人や知人とのキスや抱擁は一般的ではないが、欧米の人が挨拶代わりによくやっている軽く抱き合いキスをするあの動きを表現している。
ゴシップガールの字幕版でも「ハグ&キス」と字幕が入っている。読み方も「キスアンドハグ」あるいは「ハグアンドキス」と読むところだが、ゴシップガールでは「エックスオーエックスオー」と発音している。
ではなぜXOXOがキスとハグを意味するのか。
「X」がキス、「O」がハグをそれぞれ意味している。
「X」がキスを意味しているのにはいくつかの説がある。まず「X」は十字架を表しているという説。欧米では何かを誓う際には十字架にキスをしていたため、手紙の最後にXを書きこれを十字架へのキスとして手紙の内容が真実であることを誓ったといいます。その名残りとして現在でも「X」がキスを表しているというもの。
また、「X」がキスをしているように見えるからという説もある。「X」を「> <」こんな感じに分解してみるとわかりやすい。尖った口先がキスをしている様を表現している。さらには「X」を「エッキス」と発音するため「キス」を意味するという説もある。
手紙の最後に「XXX」と3つ重ねてキスを表現することも多い。
「O」がハグを表現しているのは、二人が抱き合った時の腕の形が「O」の様に見えるのでという説が有力。他にも「Hold(抱く)」が「O(オー)」の発音に似ているからという説もある。
ちなみに調味料の「XO醤」の「XO」はブランデーの最高級を意味する「eXtra Old(エクストラオールド)」が由来で、関係ない。